97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
「新橋鶴八」訪問
8日の月曜は、「新橋鶴八」。入店すると、カウンタには常連のお客さんがおり、石丸親方は、市場に魚が無く仕入れが大変だった話を。そういえば前日の日曜は終日嵐のような突風が吹いており、あれは確かに漁にも影響しただろうなあ。

この店は、おまかせというものはないし、師匠店の「神保町鶴八」の流儀を引き継いで「種札に載ってる物は全部大丈夫です」が信条ではあるのだが、やはり仕入れは海が相手で、いつもいつも同じものが入るとは限らない。

お通しはホタルイカ。菊正宗の冷酒を飲んで、まず切ってもらう。もうそろそろシーズン終りだが、肉厚のヒラメが美味し。塩蒸しも貰う。まだ小さいが、そろそろ初夏から房総の立派なのが出てくるだろう。

次に何を貰うか考えてると、石丸親方が、「今日はアジが美味いですよ」と。ここで店のほうからそう言うのは珍しい。塩で若干〆て、供する前に酢をくぐらせる。肉厚でネットリした脂が乗っている。もう一品はトリ貝を。「小さいのしかないですが、でもちゃんと甘味があるんですと」。確かにその通り。

座敷のお客さんが焼酎を頼んでいる。焼酎の銘柄は何置いてるのかと聞くと、昔から「薩摩白波」だけですと。神保町の師匠からは、寿司よりも高い酒は売ってはいかんと教わった。日本酒も菊正宗のみ。今は幾らでも高級な酒があるが、うちの店に置くのは、寿司に触らない酒であればそれでよい。居酒屋ではないので、銘柄は沢山置かない。もちろん特定の酒が飲みたいお客さんは、持ち込んでもらったら別に断らないんですよと。これはこれで店の哲学。色々銘柄飲みたい人はそんな店に行けばよいのだから。

この辺りでお茶に切り替えて握りに。中トロは脂が多い部位。軽くふっくらした酢飯によく合う。コハダもネットリとした旨み。アナゴもいつも通り素晴らしい。最後は、これもこの店の特徴がよく現れたカンピョウ巻で〆。



関連記事
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック