97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
哀しき護国の鬼達の御霊は、多分、千の風になって
靖国神社:衆参168議員が集団参拝 春季例大祭

今回の大祭に参拝した国会議員は、今までで最多なのだそうだ。民主党政権が結局、何もできず崩壊してから反動で、世の中がとみに右傾化した気がするが、それを象徴するようなニュース。私自身は自分の立場を穏健な保守と考えているが、頭の悪い「右」は嫌いだ。

この問題については、過去日記、「靖国問題の原点」を読んで考えたに書いた事に尽きているのだが、本日、備忘のためにtwitterにポストしたつぶやきを再構成してもう一度。

靖国は、富国強兵策の元、徴兵した兵隊に、「国のために死んでくれ、後は功績を顕彰し、安らかに鎮魂するから」と国が兵士に言うための装置だった。もちろん戦時下で「靖国で会おう」と戦没した人の遺族が参拝するのを咎める気はないが、現代の政治家がなぜ必死になって参拝する必要があるのだろうか。政教分離はどこにいった。A級戦犯合祀以来、靖国には天皇陛下も参拝していないのだから、戦没者追悼式典で十分だ。

中韓ですら、天皇陛下が出席する戦没者追悼式典に文句言った事はない。戦火に倒れた人々を慰霊するのは当然で、批判できるはずがないのだ。やはり問題は靖国のA級戦犯。この話が出ると、「A級やB級は戦勝国が勝手に決めた」とか、「東京裁判は不当だ」と言う話が必ず靖国擁護とセットで出てくるところが、靖国問題の根の深いところ。この神社には昔の帝国陸海軍がまだ怨霊として生きている。

A級だろうがB級だろうが、当時の首相、東条英機など、誰が見ても負ける戦に「大和魂で打ち勝てる」と愚かに突き進み、南洋で兵隊を大勢餓死させ、日本を焦土に変えた輩。本来、ムッソリーニのように国民に吊るされても文句は言えない。「生きて虜囚の辱めを受けず」と戦陣訓を兵隊にだけ押しつけたから、戦場で皇国日本に殉じた真面目な下士官が、圧倒的な不利の中、自殺としか思えない決死の総攻撃をしかけた。結果は死屍累々の山。その自分は短銃自殺の失敗で裁判に。拳銃でも本気で死ぬ気なら口に銃口入れて頭打てば死ねたはず。むしろ、なぜ腹を切らなかったのだろう。そんな輩を、何の罪も無く戦死した人々と一緒にありがたく祀っていったいどうする。

大戦で亡くなった下っ端は、職業軍人よりも徴兵された国民ばかり。心ならずも異国に倒れた哀しき兵隊たちの御霊は、たとえ祀られるにしても、東条英機なんかと一緒では嫌だろう。まして、最近靖国に鼻息荒く参拝するのは、憲法を改正してまた戦争できるようにしようとする国会議員達ばかり。そんな輩たちに、心ならずも戦に倒れた英霊達は本当に参拝してほしいだろうか。

東京裁判は無効だウンヌンの議論については、格闘技ではないが「ではもう一回、あの終戦間近の、連合国がマウント・ポジション取ってグロッキーの日本を好き放題殴り続けていた体勢に戻ってやり直すか」と問わなくてはならない。あのまま、一部の頑迷固陋な陸軍軍人が主張していたように、本土決戦に突入していれば、東京や大阪、あるいは京都にも原爆が落ちていただろう。アメリカは新兵器を試したくてしかたなかったのだから。そうすると、その後、いくら朝鮮戦争の特需があっても。日本の復興が今のようになったかどうか。

日本の神道というのは、はっきりした経典もなければ教義もない。今の靖国にしても明治に出来た招魂社という新たな形態に過ぎない。本当にそこに英霊達が眠っているのか。私自身は靖国に魂は眠っていないのではと考える。

心ならずも異国で散ることとなった哀しき護国の鬼達の御霊は、多分、千の風になって、ニューギニアやフィリピンや、レイテ沖やガダルカナル島を今でも吹き過ぎているのではないだろうか。

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コメント
この記事へのコメント
中韓や朝日毎日がほっときゃ、戦中世代が死滅して靖国なんて廃れて行ったのに。
靖国を存続させていくのは日本の左翼マスコミと、それに踊らされた中韓の批判だという現実。
しかも文句言えば言うほど、次の世代にも反発心が多くなる。

靖国の炎上マーケティングを支えるのがマスコミと中韓という構図。

そんな大事な隣国のご機嫌を伺いたいあまりの靖国参拝ゼロで過ごした民主党政権時代に
中韓との関係が1ミリでも好転したかと言えば、笑えるような実績しか残せなかったわけで、
実に皮肉ですね。
2013/04/24(水) 21:13:00 | URL | NONO #oPiqAFzQ[ 編集]
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2013/04/28(日) 12:18:47 | | #[ 編集]
参謀総長だった杉山元は拳銃自決でしたね。
2013/04/28(日) 17:05:32 | URL | G3 #PMoz9hdc[ 編集]
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