97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
深川と小津安二郎
「銀幕の東京」と「東京物語」に書いたように、このところ小津安二郎の映画を再チェック中。どれも、しみじみとした情緒にあふれ、昔の日本が懐かしくなる名作揃いだ。

小津安二郎が生まれたのは深川。今の古石場にある文化センターに小津安二郎記念展示コーナーがあるのは前から聞いていたのだが、この機会に散歩がてら訪問。

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文化センター1階の一角が記念展示。

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小津愛用の帽子やシャツなど。

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映画公開当時のポスター。遺作となった「秋刀魚の味」、そして「彼岸花」。どちらも小津独特の軽妙なコメディー作品。「お茶漬けの味」の佐分利信も渋かったなあ。

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小津は、小道具にも凝って、飲食シーンの食器にも拘ったという。映画に使ったラーメン丼も小道具を使わず自分で選んだ。「彼岸花」で時折出てくる鮮やかな赤いケトルも、フィルムの発色を考慮した上で、わざわざ赤が映えるドイツ製を選んだのだと。映画では素晴らしい発色なのだが、iPhoneのカメラでは何だかくすんだ色に見えるなw

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小津が好んだ日本酒は「ダイヤ菊」という銘柄なんだとか。この酒は見たことないなあ。小津ゆかりの地を示した深川地図も展示に。生誕の地があの辺りだったのか、とか、生家はあの辺りなんだとか、興味がつきない。昔は川だったところが、埋め立てで道路になっている事もよく分かる。

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「東京物語」の有名な熱海のシーンを描いた絵。この時、笠知衆は49歳。背中が曲がったところを出すために背中に座布団入れて72歳のジイサマを演じたのだが、この時からすでに立派なジイサマに見えたものなあ。

今年は小津生誕110年。これを記念して、「彼岸花」、「秋日和」、「秋刀魚の味」などがデジタル修復して発売されるのだとか。すでにDVD持ってるのだが、また買ってしまいそうだな(笑)



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