97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
「はなしっぱなし」を読んだ
以前に読んだ、「魔女」が実に印象的な作品だったので、同じ作者、五十嵐大介の作品をAmazonで検索。前に「魔女」を読んだ時はまだアメリカにいたんだなあ。時の流れるのは早い。

「はなしっぱなし 上」を発注。寡作な漫画家であるが、本書は幻だったデビュー作を復刻したものだという。

採録されているのは、どこか奇妙なテイストの掌編ばかり。彼岸と此岸に時としてかかる架け橋。日常にぽっかりと現出した異界を、五十嵐の絵は鮮やかに切り取ってみせる。目の前に放り出された謎の解は呈示されず、我々は大自然の精霊の働きにただ驚き、息を呑む。「魔女」に結実した奇想に満ちた五十嵐ワールドの萌芽は既にここにある。

作品はあれこれ賞を受賞しており、コアなファンだけでなく、もっと商業的にも成功してよい人だと思うのだがなあ。


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