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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
「與兵衛」訪問
土曜の夜は西大島「與兵衛」。

駅から北に歩いて西大島銀座通りに左折する角の店に大きな人形があり、これが道しるべ代わりになってるのだが、店が油そばから親子丼専門店に変わっている。銀座通りの店も何軒か変わっているような。考えてみると、ここにもしばらく来なかったからなあ。

店に入って親方と雑談しながら種札を見る。前回来た時には白身はまだヒラメ、最初に牡蠣のスープが出て、お通しには白子があった。

今回はすでに寿司種は初夏のラインアップ。白身はカレイに。アワビや鮎が種札に。北寄貝は最近良いのが無いとのことでトリ貝に変わっている。

親方が最近凝ってるというディスコでのダンスの事など聞きながら本日の大吟醸を一杯。ここの親方もバンドやったりゴルフやったりと多趣味だ。なんでも70年代や80年代のソウル・ミュージックに合わせて踊るのだとか。昔、TVでやってたよなあ「ソウル・トレイン」。若者はもう知らないだろうが(笑) 

5月の家計消費統計で、寿司に係る外食費が前年比20%と増えていることを伝えるも、このところ「與兵衛」の客足には波があって、去年より景気よい印象は無いとのこと。「寿司と言っても回転寿司も入ってるんじゃないの」とのことであった。まあそうかもしれない。

そんな話をしてるうちにカウンタに全員が揃い一斉にまずはお通しからスタート。

本日の大吟醸は岐阜の酒だったが、名前失念。軽やかでキレもあるお酒。その後、十四代本丸、九平次とお酒を変えて。

お通しは、海老頭、ホタテヅケ、アワビ、アワビ肝、小柴シャコ漬け込み、カレイ甘酢ヅケ、中トロヅケなど。お酒が旨い。2杯目は十四代本丸を。

まずはマグロ赤身ヅケ。ネットリ感があって旨い。カレイはなかなか立派な身。甘酢には一味を噛ませ、ゴマ醤油ヅケにはアサツキを噛ませて握る。

白イカのヅケ、海老は甘酢を潜らせ、おぼろを噛ませる。この店の名物、皮目を炙ったシマアジは香ばしくも旨い。トリ貝。

光物は、キス、アジ、イワシ。イワシは濃厚な脂が強めに〆られており実に旨い。種札には「鮎」とあり、親方と鮎の話もしたのだが、握りで出てきた記憶無いなあ。日曜が臨時休日とのことだったので、種がもう切れていたのだろうか、それとも酔っぱらっていて記憶が飛んだか(笑)。

ハマグリは独特のコクあるツメ。白くふっくら煮上がったアナゴも素晴らしい。最後に酢飯抜きで玉子を。いつも通り、他のどの店とも違う「與兵衛」独特の世界を堪能した。


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