97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
岡崎律子の「For Ritz」を聞きながら
過去ログ、「原爆忌の日に「夕凪の街 桜の国」を読み返した」にコメントしてくれた人から教えてもらった「For Ritz」を聞いている。



このアルバムを製作したシンガーソングライターの岡崎律子は、スキルス胃癌を発病し闘病生活を送りつつ創作活動を行っていたが、2004年に44歳の若さで病没。これは一部未完に終わった遺作アルバムとなった。

このアルバムに収録された曲の端々にも、明らかに岡崎律子が自らの死を悟り向き合っていたと思しい歌詞がちりばめられている。

ごめんね お別れが突然で
今は ちょっとね 寂しいけれど
かなしみじゃないの
いつか ちゃんと想い出になる

約束 お願いはひとつだけ
生きて 生きて
どんな時にも なげてはだめよ
それは なによりチャーミングなこと


最後までいえないことがあった
でも、すべて告げるのがいつもいいとは限らないの

いつかは わかるから
大丈夫すべてがわかるから

さよなら 青い空はまるで祝福
旅立ちね

希望と諦観、そして喜びと哀しみの間を揺れ動く、澄み切った繊細でか細い声。

どんなにか彼女が生きたかったろう明日を、今、我々は普通に生きている。こうして生きていることは、あるいは生かされていることは、ただそれだけで素晴らしいのだ、きっと。澄み切った寒空の下を歩きながら、iPodで聞くと実に心に染みる曲の数々。




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この記事へのコメント
セレナーデ
岡崎さんはアニメのフルーツバスケットや、ストラトスフォー、UFOプリンセスワルキューレなどの主題歌を歌っているのでアニソン歌手に見られがちですが、シンガーソングライターとして非凡な方です。また、日向めぐみさんとメロキュアというユニットを組んでいますが、その中のアガペという曲などアニソンの枠を完全に超えています。また、岡崎さん単独のセレナーデという曲なども何度聴いてもジーンときてしまいます。是非、彼女のほかのアルバムも聞いてみてください。
2013/12/22(日) 20:43:00 | URL | 通りすがり #-[ 編集]
いつでも微笑を
ブログで歌詞を書かれていた「いつでも微笑を」は岡崎さんが死を前に入院中に作られた遺作で、もともとアカペラのみだったのを死後に関係者が楽器部分を重ねて作ったそうです。また、最後の、「いつでも微笑を」の部分のコーラスはメロキュアの日向めぐみさんです。この曲は本当に美しく、死期を悟った人ならではの明晰さが感じられ涙なくては聞けません。。。そもそもこのアルバムも死後に発表されたもので、その完成度の高さには驚かされます。最後の曲のFor フルーツバスケットは、フルーツバスケットというアニメの主題歌ですが、題名が決まっていなかったのが、そのまま仮タイトルのまま本タイトルになったそうです。とても完成度が高く、岡崎さんといえばこの曲という人も多いようです。最後のアルバムにこの曲を入れることを岡崎さんは望んでいたそうなので、彼女にとっても思いで深い曲なのでしょう。For Ritzは素晴らしいアルバムです。気に入られたらぜひ他のアルバムも聴いてみてください。
2013/12/22(日) 20:52:53 | URL | 通りすがり #-[ 編集]
「For Ritz」は心に染みる素晴らしいアルバムでした。他のアルバムも、今度聞いてみようと思います。
2013/12/23(月) 18:09:55 | URL | Y. Horiucci #-[ 編集]
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