97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
築地「鮨 つかさ」訪問
17日火曜日は会社帰りに築地の「鮨 つかさ」。

のれんをくぐるとカウンタにはまだ先客無し。白鷹を常温で飲みつつ、高橋親方とあれこれ雑談しながらのんびりと。

この店が入っているビルのオーナーがこの秋にお亡くなりになっていたと聞いてびっくり。もう90歳過ぎだったらしいから大往生なんだが、80歳代でもお元気で、この店でもよくお目にかかったのだ。なんでも昔は芸者さんで、旦那は某財閥の偉い人だったとは親方談。ビルは遺産代わりに貰ったとか聞いた。昔の偉い男は甲斐性あったんですな(笑)

小柄な女性で、もう相当なお年だったが不思議なオーラがあり、賑やかな人で、入って来られるとパッと店が華やぐ。写真見せてもらった親方によると、昔は大変な美人だった由。

この人はまた昔の寿司屋にやたら詳しくて、カウンタで会話すると、すべて初代の久兵衛、日本橋与志乃、柳橋美家古など、昔の江戸前寿司の有名店をよく知っていた。「柳橋美家古の加藤親方は、本当にいい男だったわねえ」などと懐かしむのであった。 神保町の師岡親方がまだ弟子で居た頃かも。ひょっとするとすきやばし小野二郎親方が与志乃に居た頃も知ってたかと想像がふくらむ。

「でもね、私、お寿司屋さんでは自分では一度も払ったことないのヨ」と笑っておられたなあ。みんな男が払ったんですな(笑) ビル落成のパーティーには与志乃の親方が出張握りに来たと聞いたと親方談。

常々「私の話で本書いたら面白いわよ」と語ってたというが、昔の話をお元気なうちに誰かが話を採録しておくべきだったんだよなあ。本当に残念。

あれ、何書いてたんだっけ。そうだそうだ、寿司日記だ。

お通しはシャコ。ツメを塗って。なかなか肉厚。ヒラメも品のよい脂。ブリも脂が乗って来た。タコは塩で。平貝は軽く炙って供される。キス昆布もつまみで。自家製のイカ塩辛はキュウリを添えて。このあたりでお酒からお茶に切り替え。

まず大トロ。脂がきめ細かく、ここのスッキリした酢飯によく合う。スミイカも歯ごたえよし。小柱は軍艦で。小柱は実によく海苔に合うなあ。ここの店は丸山海苔店使用。特に九州産の海苔に強いというが「佐賀のはしり」や「こんとび」なんて美味いよなあ。もちろん寿司屋によって好みは色々で、海苔は店によって色々。

ナメコの味噌汁が出て、光物はコハダ、アジ。冬場でも立派なアジがある。車海老は茹でたての殻を剥いて供する。勿論バナメイではなく車海老だ(笑)マグロ脳天スモークはこの店の名物。イクラ、ウニと軍艦でもらい、アナゴの後はいつもの中トロ鉄火巻。いつもながらスッキリした酢飯と種のコンビネーションが素晴らしい。よいお年をと挨拶して、満ち足りた気分で店を出た。


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