97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
DVDで第七代松本幸四郎の「勧進帳」を見た
Amazonに発注したら翌日に届いたので、「歌舞伎名作撰 勧進帳」を早速鑑賞。これはこの前に買った先代団十郎のものではなく、もっと古い。第七代の松本幸四郎が昭和18年に弁慶を演じた歌舞伎座での舞台を映画に収めたもの。戦前だ。

もちろん細かい演出の違いはある。「詰寄り」など、昔のほうがアッサリしてたんだなという印象だが、「勧進帳」はやはり「勧進帳」。画質も録音も相当に悪いのだが、富樫を十五世市村羽左衛門、義経を六代尾上菊五郎と、昭和初期の名優が演じた戦前屈指の歌舞伎の名舞台を記録した映像として、なかなか貴重。

「勧進帳」という物語が観客に与えるスリルに満ちたカタルシスは、昭和18年でも現代でもあまり変わらない。歌舞伎が代々に伝えてきた観客のエモーションを操る舞台演出がいかに優れていたという事だろう。例えば当時の映画など、ごく少数の名監督の名作以外には、今では到底鑑賞に堪えるものではないものなあ。




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