97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
「歌舞伎名作撰 梅雨小袖昔八丈 髪結新三」DVD
先週日曜、四月鳳凰際大歌舞伎を観に行ったのだが、演目にあった「髪結新三」がDVDで出ているのをAmazonで発見して発注。

中村勘九郎(後の勘三郎)が演じる「歌舞伎名作撰 梅雨小袖昔八丈 髪結新三」。平成12年4月 歌舞伎座での公演を収録したもの。14年前の舞台ということになる。中村勘三郎は、2012年に57歳で亡くなっているから、この舞台の時に45歳か。

先週の松本幸四郎が演じた「髪結新三」に比べると、中村勘三郎のほうが艶もあって、カラッと明るく愛嬌もある江戸下町の悪党「新三」には合ってるような気がする。

弥太五郎源七が片岡仁左衛門、家主長兵衛が中村富十郎、白子屋の娘お熊が坂東玉三郎と、このDVDはなかなか豪華な布陣。ただお熊と恋仲になる店の手代忠七役の中村芝翫は七代目だが、この時点でもう70歳過ぎてるはず。さすがにちょっとジイサマであったか。ただしそれは映像でアップがあるから分かるので、遠目で観る舞台ではきちんと成立しているのだろう。

劇中で、「玉三郎に似てたなあ」とか、「お金が入ったら歌舞伎座の公演に行こう」などと内輪ネタのくすぐりがあるのは世話物ならでは。新三と大家の「鰹半分貰ってゆくよ」「まだ分からないのか」と延々と続くかけあい漫才のような部分は何度見ても実に面白いが、幸四郎よりも中村勘三郎のほうがやはり軽妙な味がある。惜しい人を亡くした。役者というのは無頼な仕事。ストレスもあっただろうが、やはり酒と煙草が過ぎたのではないだろうか。もって他山の石としないと。


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