97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
歌舞伎座の「六月大歌舞伎」初日、夜の部を観た①
日曜日は歌舞伎座の「六月大歌舞伎」初日、夜の部に。

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ツウは3階席で観るとも聞くので、今回は3階A席第6列なんてのを取ってみた。一等席に比べたら値段が1/3の6000円。通路を挟んで更に後ろのB席というのは4000円。これで夜の部なら5時間楽しめるのだから、実にお買い得といえばお買い得。

傾斜が急なので舞台もよく見える。座席は中央部分なので、花道も七三の見得を切るところでは、若干足は切れるものの一応見えるのだった。西側の席では見えないらしい。

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音声は天井からの反響が障害物なくそのまま聞こえて来るからか、以前に座った二階席最前列よりもむしろよく聞こえるくらい。ただ座席の幅はそれなりに狭く、席間も詰まっている。問題は前に座った若者の座高がやたらに高かった事。どれくらい高かったかというと、座席の背から頭が丸々ひとつ分屹立しているくらい高い。列の左右見渡しても誰よりも座高が高い。それが前にいるので、舞台中央はずっと見えないという悲惨な事に。

もっとも背が高いお客を責めるのは筋違い。本来は日本人の体格がずっとよくなっている事を考慮せずに歌舞伎座の座席配置を設計した者の責任。新しいシネコンなどでは前席の人の座高など気になったことはないのだから。まあ歌舞伎の古くからの上客は小さい人が多いのだろうけれど、若者の客を増やそうと思ってるならやはり新歌舞伎座の席はダメだ

そしてこの三階A席で面白いのは、後ろの「大向こう」が発する掛け声が大きく聞こえる点。位置関係からいうと、あの声は天井に反響し、1階の客席よりも舞台の俳優に大きく聞こえているのでは。

さすがに堂に入った立派な声が多い。ただおそらくずいぶん爺様だと思うが、首を絞めて殺されてるのではと心配するような断末魔の小さな声あり。「オタァァァァ」「キォィィィィ(紀尾井町と言いたかったのでは)」と元々小さな声が伸びずに悲鳴の如く消えて行く。 大丈夫か、倒れないかと余計な心配が頭をよぎる。

その爺様の声は、それなりに年季の入ったタイミングでかけられるので、やはりベテランなのだろう。普通に考えると人に聞かせてうならせる類の掛け声ではないのだが、生きがいとして声を掛けずにいられないのだろうか。「大向こうの会」の古参だとしたら、誰しも明日は我が身で引退を勧める事もできないのかもなあ。「大向こう」の「業」を感じるような声でもあった。

さて肝心の演目の感想だが、どれも面白かった。そもそも江戸時代から、大衆にウケる事を考えに考えて興行として生き延びて来た芸能で、面白くないはずがないのだ。勿論、過去と現代で隔絶しているモノは数々あり、観客にある程度の事前知識があったほうがより面白い事もあるとは言えるけれども。

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今回の秘密兵器は倍率4倍の双眼鏡。前に国技館に持って行ったのは倍率10倍であったが、今回は舞台が近いので、若干倍率低いのを採用。画面は明るく、軽いので片手で持っても画面はブレず、首からストラップでずっとかけておいて必要な時だけ使うと役者の表情などがよく分かってなかなか便利。

余談ばかりでずいぶん字数を費やしてしまった(笑) 個々の演目の観想は次のエントリーで。

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コメント
この記事へのコメント
新兵器がいろいろ出てきますね~
ドラえもんのポケットかっ!(笑)

旅行用に一つ欲しいとは思うんですが眼鏡だと裸眼に合わせるの疲れるし(視度補正付きですか?)ついついソニーあたりのオートフォーカスのやつが欲しくなって値段眺めて諦める・・の繰り返しだったりします。
2014/06/03(火) 08:44:19 | URL | taka #xJy3ruYo[ 編集]
小型双眼鏡は、倍率と大きさ、重さのバランスがあれこれあって、なかなかコレと決まりませんね。この4倍は、胸ポケットに入れてもストレスありませんが、左右の焦点調整なし。ただ眼鏡でも使用に不便無いです。倍率が高くなると大きく見えますが、手ブレしてつかい辛いのが難点です。
2014/06/03(火) 10:45:06 | URL | Y.Horiucci #-[ 編集]
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