97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
「新ばし しみづ」で寿司始め
正月は飲み続けだったので疲れは蓄積しているのだが、松の内中には本年の寿司始めをしなくてはならないかなと、会社出てから「新ばし しみづ」に電話。満席ではと危惧していたが、なんと空いているとのこと。入店してみるとカウンタ奥に一人男性客がいるのみ。今日は遅い時間からが忙しいとのこと。まあ7日は正月の酒食で疲れた胃腸をいやすために七草粥を食する日。寿司を食べる気にならないのかな(笑)

お酒は常温で。お通しは菜の花。

店が空いてるので親方と、マグロ初競りの事や、新橋鶴八分店のことなど、あれこれ雑談。この前一人で握る特別営業をやった弟子の摩宙君はもう9年目になる由。分店親方の持つ「鶴八系修行最長記録」を破るには、まだ後9年やらないといけないなあというと、記録を破るのはちょっととのこと(笑)。

独立したら近くでしみづ分店」はどうか、「鮨処 摩宙」という名前では余りにも怪しそうだなとか、鎌倉に出すなら長谷駅の海側だとか、実に勝手な話で盛り上がった。まるで陶芸家か芸術家の親がつけたかのような珍しい名前だが、別にゲージツ系ではないとのこと。

いつも通りつまみから。ヒラメはネットリして旨味十分。タコは肉厚で香りよし。牡蠣塩辛。サヨリ細作り、赤貝は鮮烈な潮の香り。ブリ炙り辛子添え、サバ、ハマグリ、白子ぽん酢など貰った。

この辺りで握りに。まずキス。強い〆で水分が飛んで旨味だけが凝縮。酢飯との相性も素晴らしい。赤身、中トロとマグロ。これも柔らかくシットリした身肉の旨味が口中で酢飯と共に崩れる。コハダは天草産を片身づけ。一時期時悪かったが次第に肉厚になってきたとのこと。アナゴは塩とツメ一貫ずつ。これは鶴八伝来の技。最後はカンピョウ巻で〆。

そのまま帰るかとも思ったが、そういえば会社に年賀状貰ってたっけと「P.M.9」へ。バーテンダーM氏と新年の挨拶をかわしてから、いつものドライ・マティーニ。ビターの使い方や氷での器具やグラスの冷やし方、ステアの仕方、ジンとベルモットの選択、最後のピールなど、カクテルを作る基本技が凝縮している一杯。いつも感心する。食前のものだとうるさい事言う輩もいるが、日本人が空き腹にこんなキツいの飲んだら倒れますがな(笑) アメリカ人も食後だって飲んでいる。

その後、本年初のシングル・モルト。アイラ島「アドベック」。荒涼とした島を吹きすぎる潮風とピートの香り。どこかまったり甘い香りも同時に。最後はちょっと加水して余韻と香りの変化を楽しむ。

他にお客がいないせいもあり、のんびりやっていると突然清水親方がドアから顔だけ出して「あれ? 飲み疲れて帰られたんじゃなかったんですか」と笑って去って行く。手が空くと「P.M.9」や「久」を巡回しているのだった。

年末年始の飲み疲れもあり、最後の一杯は軽いシュワシュワ系を所望。生のラ・フランスをミキサーで砕いて、西洋梨風味にしたジントニック。梨のそこはかとない香りと甘みが旨い。最近、強い酒よりも軽めのカクテルのほうが好きになってきたかもしれない。無茶飲みを止め、体調を考えて末永く酒を楽しみたいものですな。

関連記事
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック