97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
ミッキーロークの「レスラー」と、「1964年のジャイアント馬場」
「1964年のジャイアント馬場」を読んで、そこに描かれたアメリカン・プロレス全盛期の姿から思い出したのは、以前アメリカで買ったDVD、ミッキー・ロークの「Wrestler」。

向こうで購入したDVDが見当たらないので、Amazonで「レスラー」を再度発注。

かつてはプロレスの聖地、マディソン・スクェア・ガーデンでも試合をするほどの人気だったが、今は没落したレスラー、ランディー「ザ・ラム」を、ミッキー・ロークが演じる。レスラーとしては盛りをとうに過ぎ、使い続けたステロイドの副作用で心臓発作まで起こした老いた無骨なレスラーの手からこぼれおちてゆく幸せ。ミッキー・ローク自身が人気俳優から転落した過去と重ねなりあう映画の余韻。

うらぶれた興行会場の控室で、出番前のレスラー達は過去の有名レスラー、ランディに敬意を払って暖かく迎える。それぞれの対戦相手と親しく試合の段取りを打ち合わせするシーンも実によい。

そしてありえたかもしれない幸せに背を向け、命を賭した最後のリングに上がるランディー。明らかに心臓に変調をきたしたランディーを見かねて、相手は「早く俺をフォールしろ」と囁く。しかしそれを聞かず、栄光に輝いた過去の必殺技を決めるべく、苦痛と恍惚の待つコーナーポストに登って行くランディー「ザ・ラム」。実に印象的なラスト。

関連記事
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック