97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
「新橋鶴八 分店」訪問。
火曜日は休肝日の予定。しかし会社を出ると気が変わり、「新橋鶴八分店」に電話。7時までなら席が用意できるという。ちょっと考えたが、そんなに飲まないし、だいたい「本店」でも「しみづ」でも飲んでつまみから握りまで1時間くらいしか滞在しない。大丈夫だからと返事して入店。

入店するとカウンタには先客が1名。本当に7時から満席になるのかね。「また貸切営業やってると大親方に叱られるぞ」と冗談言うと「貸切じゃないんですよ。貸切なんてやってませんよ」と(笑)

先日、「しみづ」の親方が来店した話など。「しみづ」ではもう房総アワビが置いてあった旨を伝えると、本当の解禁は5月からなのだとか。アワビはまだ解禁ではないが、間違えて伊勢海老漁の網などに入ったものは規制外。ただ、この店ではまだ高すぎて使えないと。

お酒は加賀鳶冷酒。お通しはホタルイカ。まずつまみはヒラメ。そこへ本店の大常連O 氏が登場。一緒にあれこれ雑談。タコが出てきたが珍しく出汁で炊いてある。「しみづ」でも種札からお休みになってたが、産卵期で旨味が抜けて来たからとの由。O氏は、カツオ出汁が効き過ぎでタコの香りがしないとダメ出し(笑)

O氏の語るには、分店で新しい種を食べてそれを本店で話すと、石丸親方が「そんな事教えてないのに、アイツ何やってんですか」と何故かオレが怒られる。ワリに合わないから、オレを新しい種の試験台にしないでくれとのことであった(笑) 本店の石丸親方も独立した愛弟子の事が気になって、あれこれ客に聞いてるんだよねえ。


分店も魚の仕込みは本店譲りでしっかりやってるが、中は一人だけなので、予約が大勢入ると大変な由。もっとも、いわゆる「おまかせ」ではないが、ある程度好みを言うと見計らって出してくれるようだ。

O氏と更に「本店」と「しみづ」の仕事の違いなど雑談。勿論酢飯が一番違う。そしてアワビ塩蒸しも随分と仕事に違いあり。本店では煮汁を炒りつけるようにアワビ本体に絡めて、ほとんど水分を飛ばすのだが「しみづ」は何杯も一緒に煮て、煮汁は煮こごりのようになっている。これまた客の好き嫌いだ。コハダも「しみづ」のほうが塩も酢もきついし、カンピョウも味付けが濃い。しかし、酢飯とのバランスを考えるとそれで具合が良いのだった。

つまみはアジを一匹。酢に潜らせてから切りつける。まだ脂は軽いが旨味は乗りつつある。その後でシャコ。

あまり時間が無いのでお酒は二杯で終わりにして、お茶を貰って握りに移行。ところが最初にいたお客さんが帰ると、「もっと、ゆっくりして頂いて結構ですよ」などと言う。席数が少ないし、先客の滞在時間が予測できなかったので安全を見ていたようだが、急にゆっくりでよいと言われても、早く帰らねばとスピード上げた車は急に止まれない(笑)

握りは中トロ2、コハダ1、穴子1、カンピョウ巻で〆。ハマグリ出汁のお椀も出た。酢飯はふっくらした米の旨味を感じる本店譲り。それでも結構雑談もしたし、「しみづ」よりは滞在時間は長め。

「癒やしの店なんで今度はまたゆっくり来てください」と見送りを受けて店を出る。鶴八系最長不倒修行歴を誇る江戸前の仕事は折り紙付き。威圧感の無い気楽な店だし(本店も元よりリーズナブルな値段だが)それより更に安めなのに、若い客をあまり見かけず、客がオッサンしかいないのが不思議だなあ(笑)。

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