97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
「トゥモローランド」を観た
先週土曜日「トゥモローランド」を観た。まだ公開間もないので、結構観客が入っている。現題はそのまま「Tomorrowland」。



最初は一種ジュブナイルSFのようにも思えるが、1964年のNY万国博覧会から現代、そして時空を超えたトゥモローランドへと舞台は変わり、最終的にはユートピアとディストピアが交錯する文明論的展開に。

ディズニーが制作しただけあって、エロもバイオレンスも無く、CGやアクションシーンも破綻なく綺麗にできている。最初は、なかなか謎が明かされないので若干テンポがスローに思えるが、ジョージ・クルーニーが本気出した辺りから場面転換のテンポはめまぐるしくなり、物語のテンションも上がる。随所に観客を笑わせるシーンも挿入されており、130分はアッという間。なかなか良くできたアトラクションを体験したという気分にさせる。

映画の序盤、ブリット・ロバートソン演じる主人公のケイシー・ニュートンが、バッジに触れて次元スリップし迷い込んだ未来社会トゥモローランドでの目眩がするような場面が素晴らしい。

天空高くそびえたつ未来的建築、空を縦横に移動する交通網、恒星間飛行に飛び立って行く市民たちと、宇宙港から天空遥かに上昇してゆくロケット。空想科学小説を読んで、あんな明るい未来がいずれはやって来ると皆が信じていた「明日の世界」が見事に眼前に再現される。星の彼方を夢見た少女の眼前に突然に現れた未来世界に対する喜びと恍惚をブリット・ロバートソンが実に印象的に演じる。

ただ、おそらくもうそんな未来が実現する事はないだろうなあ。少なくとも私が生きている間には。映画のせいではないが、この点は実に悲しい(笑)

トゥモローランドから来た少女ロボット、アテナを演じるラフィー・キャシディも瑞々しい輝きが素晴らしい。そして物語のラスト、アテナが機能を停止する時が泣かせる。

フランク・ウォーカーの胸に去来する、少年だった頃の自分とロボット少女アテナとの実らなかった悲恋。 自分はすっかりオッサンになったのに、アテナはあの時のまま。その彼女が自分に抱かれて機能停止しようといている。「ロボットだから笑えないんだ」と言われたアテナは実は内心深く傷ついていたのだが、「Because you're not funny」と最後の瞬間にジョークを言う。この辺りがよかった。

そしてディズニーらしい明るい未来を感じさせるハッピーエンド。まったく予備知識無しに観たが、なかなか印象的な作品。


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2015/06/14(日) 12:10:47 | | #[ 編集]
Re: 映画見ました
永遠に年を取らないロボット少女との悲恋は、実に胸を打つエピソードでしたねえ。ディズニーらしい映画でした。あんな未来に行ってみたいですね。
2015/07/06(月) 22:21:30 | URL |  Y. Horiucci #-[ 編集]
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