97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
「新橋鶴八分店」 祝開店一周年!
歌舞伎座昼の部の後、銀座をブラブラ。買い物などして「新橋鶴八分店」に。5時に入店するとまだお客は私のみ。五十嵐親方に「開店一周年おめでとう」と声をかけてお祝いの品を渡す。去年の9月に開店して今月でちょうど一周年なのだ。

新橋鶴八で18年間修行して、伝来の真っ当な江戸前仕事を身に着け、毎日河岸に行って仕入れた魚に真っ当な仕事をして供する。手を抜くことなく真面目な仕事を続けてきたのは素晴らしいお話。

本日のお店はバイトの女性がお休みで親方一人で切り盛り。他の客は二組4名とのこと。

加賀鳶冷酒を貰ってゆるりと始める。「新橋鶴八」や「しみづ」では大体1時間で切り上げるが、この店に来るとなんだかノンビリして長い時間滞在してしまうな(笑)親方によると「癒やしの店ですから」との由。

お通しは鯛の酒盗。カツオよりも上品な旨味で、これが酒に合う。最初にもらうのは白身と決まっているので、注文せずともヒラメが切られてくる。大きな個体だとか。じんわりと脂と旨味が乗ってきている。最近は河岸でも下ろして半身を売ってくれる店があり、それだと大きい個体を仕入れても余らないから便利だとのこと。

塩蒸しもまだ立派なものがある。歯ごたえよく滋味にあふれる出来。仕入れの事などあれこれ雑談。

スミイカ下足は軽く茹でて。淡い甘味が旨い。漬け込みのシャコもつまみで。加賀鳶もお代わり。カツオも切ってもらう。生姜醤油で。

2軒隣の本店の弟子が入って来て、カンピョウ貸してくれと。魚の仕入れ先はあれこれ違うらしいが、仕事自体は同じなので、カンピョウなどは共有で使えるんだなあと妙な感心。

そういえば、昔「しみづ」で聞いた話では、石丸親方は大量に作り置きするのが嫌いで少しずつ仕込む。清水氏が「カンピョウそろそろ仕込みますか」と聞いても、「まだ大丈夫だ」と言った日に限って海苔巻きの注文が多く、切れてしまって「アッ!」と言うことがよくあったとのこと。無駄に仕入れない、仕込まないというのは鶴八伝来の流儀。

ハマグリもつまみで。飲みが続いてるので肝臓に効く気がする。この辺りでお茶を貰って握りに切り替え。赤身と中トロ。コハダは何故かまだ小さいとのこと。これはこれでフレッシュな旨味あり。穴子を一貫。ここは冷蔵庫に入れずに室温で置いているので炙らないと。冬場になると温度の関係か、ツメが段々と粘度を増してくる。酢飯はふっくらと米の甘味があって実に旨い。

何時もの種が何時ものように旨い。これは当たり前のようでなかなか出来ないこと。真面目な仕事をする店だけに今後もずっと繁盛してもらいたい。見送りを受け、満ち足りた気分で店を出る。開店一周年記念の写真をパチリ。

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マルセイバターサンドをお土産にもらった。
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