97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
「新橋鶴八」訪問
木曜の夜は「新橋鶴八」。 会社を出る前に電話すると親方が出て「この前はすいませんでしたね。今日は大丈夫ですよ」と。「しみづ」もそうだが、満席で断った事はよく覚えているのだよねえ。

「分店」には既にお客がいるようだったので、素通りして(笑)本店の扉を開ける。まだ入り口付近に一組いるだけでカウンタは空いている。一番奥の席には座布団引いてないので、大常連O氏は今日は来ないようだ。親方によると昨日来てたので、今日は分店でしょうとのこと。

お通しはイカ塩辛。菊正の冷酒を貰ってつまみから。まずヒラメ。若干小型だが食感良く旨味あり。塩蒸しがまだ種札にあったので頼んでみたが、結構立派なもの。香りと歯ごたえが良い。

来年の11月には魚河岸が豊洲移転するんですよと石丸親方。もう来年なんだっけ。建物はまだ建設途上のように思ったが早いもんだな。しかしこの機会に廃業する仲卸も随分いると。今は新橋から歩いて15分で河岸だが、豊洲に市場ができるとバスが走るだろうと。確かに晴海通りから豊洲まで橋がもう通ってるのだし。ゆりかもめはちょっと遠回りで遅いか。

ブリは北海道。腹の身はビッシリと脂が乗っているが、天然のサラリとした爽やかな味で食感も良い。ほんのりピンクかかってるのが天然の身なんですと親方。確かにそうだ。お酒のニ杯目を飲み干すと、後ろにいた女将さんがグラスを取って「お代わりですね」と。まさに頼もうと思ってたところだった(笑) 漬け込みのハマグリもつまみで。このハマグリも好きだなあ。

この辺りでお茶を貰って握りに。中トロ2。コハダ2。このコハダのネットリした旨味は他に比類がない。米の甘味を活かすフックラとした酢飯との相性も素晴らしい。アナゴも脂を溶かす程度に軽く炙るのだがトロトロでツメと共に口中に溶ける。最後はカンピョウ巻。

この日は後から、初めてと思しいお客が二組ばかり入店。「つまみならつまみ、握りなら握りと品数指定してもらえればこちらで見計らって出しますよ」と。昔は、いきなり「お勧めは」と聞いたり、「おまかせで」と頼んだ客が若干微妙な雰囲気になった事もあったと記憶するが、最近はなんだか柔軟になった感あり。まあ善き哉(笑)

もっとも、石丸親方は何事にも真剣で真面目であるから、見計らいでつまみ3品と言うと、次々切って一気に出るし、握り10貫くらいと頼むと、これまた次々に休みなく握りが出る。そもそも客を急かすような店ではないし、種札にあるものなら何でも間違いは無いので、本来なら自分で種札見て、のんびりと考え考え頼むのがよいとは思うけれどもね。

「分店」もカジュアルでよいが、やはり「本店」には「本店」にしかない、ズッシリとした燻し銀の如き満足感あり。

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