97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
「新橋鶴八」訪問
月曜の夜は、先週末の「アド街ック天国」ネタで一杯飲もうと「新橋鶴八」に電話。お弟子さんが出て意外にあっさり「空いております」と即答。

入店してみると、カウンタにはまだ誰もお客がおらず店内はガラガラ。「「アド街」効果で予約殺到で入れないかと思ってたんだけど」と冗談言うと、「そんなことありませんよ」と石丸親方が笑う。

もう年だし自分の店をTVに出て宣伝するつもりはなかったのだが、「分店」を放映に出してくれるなら、と条件をつけて取材許可したのだとか。弟子にとっては親方は親同然というが、石丸親方の暖かい人間味がうかがえる実に素晴らしい話だ。

「分店」では、本店から譲り受けたアナゴの煮汁が映ったのだが、アナゴを引きザルで煮るところやツメを仕上げるところがないと何の事か分からないのではと石丸親方。まあ鶴八系の事を知ってる人なら、ああこれこれと思うだろうけどもね。

しかしマグロ鉄火巻2700円はインパクトあり、河岸でも仕入れているマグロ屋からう「ちの名前も宣伝で出してくれたらよかったのに」と言われた由。マグロはほとんど原価に近い価格で出しているはずで、鉄火巻は出血大サービス品。あのTV観た客がやってきて鉄火巻だけ頼んで帰られると採算が合わないよねえ。

そんな話をしているところに見知らぬ親父が一人で来店。おまかせは無いのかと聞いたから明らかに一見客。「札が下がってるものからご注文ください」と言われて最初に「鉄火巻」と注文するので、「本当にTV観た客が来たよ」とばかり親方と顔を見合わせた。やはり効果はそれなりにあるもんですな。この客は他には昆布〆注文したくらいだったから、本当に冗談で話した通りで、採算合わなかったと思うけど(笑)

お酒は冷酒。お通しはハマグリの貝柱づけ。つまみはまずヒラメ。肉厚の旨味ある身。塩蒸しも。房総のアワビの季節は夏だが、三陸より以北の蝦夷アワビはこれからが旬とは親方談。確かに水分飛ばして旨味を炒り付けるようなこちらの仕事では蝦夷アワビも十分旨い。ブリは佐渡。「いいブリでしょう」と石丸親方。脂が乗った腹の身だがサラリとした旨味でしっかりとした身なのだ。ハマグリもつまみで。

握りは冗談で「鉄火巻」を所望しようかと思ったが、やはりいつも通り。中トロ、コハダ、アナゴそれぞれ2貫。最後はカンピョウ巻。米の旨味を残すふっくらした酢飯。コハダはネットリ、アナゴはトロトロ。最後のカンピョウ巻も酢飯の風味が引きたつ。鶴八系の至福ですな。

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