97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
築地「鮨つかさ」の思い出
築地の「鮨つかさ」を初訪問したのは、過去ブログを見ると、2003年の5月。もう10年以上も前。

そもそもは、気鋭のマグロ問屋フジタ水産の藤田さんと「しみづ」とのご縁で知り合いになり、よい店を紹介しますとメールで教えて貰ったのが初訪問に至る経緯。藤田さんご自身もこの店にはよく来られており、何度もこの店でお会いした。後にこの店の看板になるマグロ脳天の身スモークは、藤田さんの協力もあって当時新規開発中だったもの。最終的には素晴らしい仕事となって結実。

途中で私自身のアメリカ駐在で5年ばかり間が空いたのだが、一時帰国した際には必ず寄っていた。この店で知り合い、顔を合わすとあれこれ話をするようになったお客さんも多い。「與兵衛」や「しみづ」でもお会いするお客さんもいたりしたのだが。

図らずも最後の訪問になってしまった11月。高橋親方と「與兵衛」の話に。ちょうど私がアメリカ駐在から帰国する頃、高橋親方が築地のつま屋で勘定していると後ろから「與兵衛」の鈴木親方が来て、「おい、堀内さんこんどアメリカから帰ってくるぞ」と教えてもらったんですよと、笑いながら思い出話になったっけ。寿司屋同士で、結構顧客情報の交換してるんだなあ(笑)

「つかさ」では、以前、年末には湯呑みを作ってお歳暮に配ってきた。私も幾つか貰って持っている。懐かしいので引っ張りだしてきた。

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このうち幾つかは店でお茶出す時にも使われていた。一番の「名作」は、下の写真の湯呑みで、底に「鮨司」とだけ書いてあるのだが、なかなか品がよく、店でも結構使われていた。この湯呑みは私自身が家で芋焼酎のお湯割りを飲む時に愛用している。これからも大事にしよう。

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今となっては、「つかさ」を思い出す縁になるのはこの湯呑みだけか。あのスッキリした酢飯と丁寧な仕事をした寿司種のコンビネーション、マグロ脳天スモークや鉄火巻きにはもう出会えないのだろうか。あまりにも残念。どこかでまた復活して出会える時があるのではと期待しているのだが。親方だってまだ50代半ばでこれから円熟を迎える職人だったのだし。


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2015/12/26(土) 18:51:19 | | #[ 編集]
M様

詳細な情報ありがとうございました。客が私だけの夜もあったので、店の景気は常に気にかけていたのですが、親方は何も言いませんでしたからねえ。

しかし後になって思えば、電話になかなかでなかったり、開始を遅くからにしてくれと言われたり、釣銭がなかったり、手伝いの女性もいなくなったりで、兆候はあったんですよねえ。

どれだけ力になれたかは別の話ですが、なにかしらできることがあった気がして、本当に残念です。
2015/12/27(日) 20:24:43 | URL | Y. Horiucci #-[ 編集]
はじめまして。
突然失礼いたします。私も今月上旬に店がひっそりとしているので胸騒ぎを覚えていた一人です。当方の事情もあり夏場に訪ねて以降、少し間があったのですがまさかこんなこととは。一昨年にビルのオーナーが長逝されたと聞き及んでいたのですが、何か関係があったのでしょうか。いずれにせよ高橋親方とまた何処かで再会できることを私もまた念じております一人です。長文にてご無礼しました。
2015/12/30(水) 09:16:55 | URL | G.U. #-[ 編集]
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