97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
大相撲初場所、初日を両国国技館で
日曜日は大相撲初場所初日を観戦に両国国技館まで。ネットでの争奪戦で、椅子席Aをなんとか確保したのだ。タクシーで目的地を告げると初老の運転手は「今日は国技館で何かあるんですか?」と。日本人なのに何を言っとる。寝ぼけちゃ困るよ、今日から大相撲が初日なんだ(笑) きっちりと指導しておいた(笑)

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本日も満員札止め。門松が正月の気分を残す。もぎり場は一箇所に制限されており、入場すると手荷物チェックが。今日は天覧相撲だから、警備が厳重なのだ。何故知っているかというと、土曜日に九重部屋の某親方が、twitterで「明日は天覧相撲。九重部屋の力士頑張れ」とツイートして、後で叱られたか削除するという出来事があったから。警備の都合上、事前には公表しないものなのだね。

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しかし館内に入ると普段はいろんな受付コーナーや横綱大関の実物大パネルがある入口部分は綺麗に整理され、某所まで床にフカフカなものが敷かれている。某所というのは貴賓席へと上がるエレベータだ。時間になったら覆いを外してレッドカーペットが姿を現すようだ。

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貴賓席は正面の二階にあり、TV中継と同じ方向に土俵を見ることになる。東と西の関係からいうと、北側に座って南を見ることになるのだが、「天子は南面す」という中国の故事に習ってるのではないかな。

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取敢えず腹ごしらえするかと二階の食堂「雷電」開店前の列に並ぶ。着物姿の綺麗なおねえさんがメニュー手渡しながら「今年もよろしくお願いいたします」と愛想がよろしい。一杯飲みながら、板わさ、しじみのエスプレッソ、ちゃんこ定食など。国技館に来ると、幾ら食ってもよい気がするから危険だ(笑) 

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力士最重量、大露羅はやはり極端に太っているなあ。

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八角新理事長の協会ご挨拶は実によかった。先場所は北の湖理事長の代理だったが、今場所は代読ではない理事長としての自分の挨拶。「歴代理事長の志を受け継ぎ、大相撲の歴史、伝統、文化を、そして誇りを、一生懸命守ってゆく所存です」と。そうだ、その通りだ。

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初日も満員御礼が出た。

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幕内土俵入りと横綱土俵入りの後は、優勝杯、優勝旗返還と優勝額の除幕式。東京での場所初日ならでは。

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ここからはいよいよ幕内の相撲。

本日はiPod忘れる痛恨のミスあり、館内では「どすこいFM」もNHK相撲中継も聞けなかった。貸出のラジオもあるようなのだが面倒だしなあ。

新入幕の輝は脇の甘さで墓穴。大器ではあるが胸のあたりに贅肉がタプタプ。幕内の身体は筋肉でパンパンに張ってるのが普通で、やはりまだまだ上半身を鍛えてバンプアップしないといけないのでは。

新入幕正代はだんだんと知名度も上がってきて、場内の拍手も大きくなってきた。すくい投げで新入幕初勝利。この分では、まだまだ上に行くな。遠藤は右足首にテーピングしており、動きも悪く相当に怪我の程度はひどそうだ。一時期、立合いで当たりを強化して突っ張りを繰り出すなど新境地を開拓しつつあったのが、膝や足首の怪我続きが気の毒な話。身体をメンテして巻き直してほしいが。

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幕内後半戦での勝負審判交代。

審判長の元逆鉾井筒親方は、席の前まで来て座らず下を向いて立ったまま。上から眺めていると、後ろの客が、逆鉾が座らないので、何か気に障ることがあるのかと、座布団近くの荷物など片づけ始めるという珍事あり。しかし実は天皇陛下の入場を待って起立していたのであった。

もともと、井筒審判長は動作がモタモタしているし、挙動不審なところもあり、ずっと下を向いているから、よく分からなかった。貴賓席のほうを向いてくれればよかったのに(笑) しかし「ご起立ください」とアナウンスがなくとも、他の審判委員が起立して貴賓席の方を見ていると、以心伝心で空気を察して観客は全員席から立ち始める。二階席の観客も全員起立した後で、「陛下がご入場になります」との館内放送。この辺りの空気がいかにも日本人の良き部分だよなあ。

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八角理事長の先導で両陛下が貴賓席に。館内は万雷の拍手。全ての方向に丁寧に手をお振りになって挨拶されてから着席。
後半戦は天覧相撲となる。

逸ノ城は相変わらず無策にふわーっと立つ。栃煌山に振られてバッタリ倒れたが、足腰が弱っているのでは。もともと湊親方も現役時代は稽古嫌いだったそうだし、最高位も前頭止まり。素質と勢いだけで関脇まで登った逸ノ城を指導できる実力はそもそも無い。本人は大人しい性格らしいし、自覚というよりも親方の実力のような気がするがなあ。

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稀勢の里ー安美錦には物言いが。後で帰宅してTVで見直すと、稀勢の里の肘が落ちるのも早いが、安美錦の体も飛んで、死んでいるともいえる。まあ、「もういっちょう」で妥当。しかしなんで協議にあんなに長い時間かかったのか。

安美錦が落ちてきて機材が壊れ、ビデオ室からの映像が途絶えたという話だが、そもそも昔はビデオ室からの映像なんてものは無かった。機材の調子が悪くて審議に時間かかるというのも妙な話。余談だが、力士が派手に土俵外に落ちてくる場合、何故か逆鉾のところが多い。変な吸引力があるのだ。しかも臆病だから、自分が逃げるのに必死で勝負を見ていない場合多し。そもそも審判委員には向いてないのでは。

どえらく長い時間首突きあわせて、最後は「同体でした」って。 土俵にセンサが埋めてある訳でなし、本当に同時かなんて誰にも分からない。「同体と見て」というのは、「そうしましょうや」という、審議を早く丸く収める相撲独特の知恵ある「見立て」。なんですぐにそう判断しないのか。大体後の天皇陛下の予定にも影響あったのでは。

NHKの中継を後で録画で見ると放送が押して、弓取り式の後、全員起立で万雷の拍手する中、両陛下が丁寧に、何度も何度も館内のあちこちに手を振って去って行かれる肝心の感動のシーンがひとつも映っていない。全て、埒もない物言い審議に何分も費やしたサカポコのせいだ(笑)

で、その取り直しの一番、稀勢の里ー安美錦だが、オペラグラスで仕切りを見ていて、「安美錦は変化するよ」と思わず声が出た。相撲を見慣れた人ならほぼ全員そう思っただろう。しかしなぜかご本尊の稀勢の里だけはそう思ってなかったふしが(笑)

最後の塩で自分の顔をガンガン殴って気合を入れ、ムフーっと鼻息荒く立合いで頭下げて突進。案の定変化され、目標を失いバタバタと土俵際まで。なんとか残したがのど輪で突き起こされ、腰が砕けて後ろ向きに土俵外に転落という、大関にあるまじき格好悪い負け。ちょっとは頭を使ってほしいもの。稀勢の里ファンというのは大変だな(笑) 落ちてくる稀勢を見て、呼び出しが反応良く、水桶を取って俊敏に避難したのだけは褒めて使わす(笑) 桶の上に力士が落ちたら大怪我だし、水も周りに飛び散って大変なことになるからなあ。

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嘉風は以前の三場所が出来過ぎで、今場所は大負けではというのが私の予想。どうかな。白鵬はちょっと危なかったが、勢にも上位に勝つにはあと一歩足りない微妙な力の差があると感じる。身体が固くてバタバタするし。日馬富士は厳しいのど輪から左上手投げで栃ノ心を投げ捨てて盤石の勝利。

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弓取り式の後、観客全体で拍手して両陛下をお見送り。何度も何度も全ての方向に手を振られた後で両陛下退場。天覧相撲というのは、日本に日本の象徴がおられてよかったという不思議な感慨あり。

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東側から出て駅に向かおうとすると、正門前は交通規制がされている。両陛下のお車が出て行かれるところなのであった。写真には映らなかったが、陛下の車は、手を振る両陛下が夜でも見えるよう、後席の内部が明るく照明されているんだね。勿論、その場を去ったら消すのだろうが、気楽に相撲見に来ているだけの簡単なお仕事ではない。

そうだ、「天皇陛下の全仕事」を読み返そう。



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