97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
歌舞伎座「二月大歌舞伎」昼の部を観た
本日は、朝10時から「チケット大相撲」で大相撲三月場所のチケット争奪戦が始まる。普通は自宅のPCからアクセスするのだが、歌舞伎座「二月大歌舞伎」昼の部のチケットも取ってあり、11時には開演。最近は相撲人気で、なかなか発売画面まで接続できずに30分くらいネットで格闘することもしばしば。そうすると歌舞伎座の開演に間に合わない。

そこで、家を早めに出て、10時前に歌舞伎座付近まで移動。近辺の喫茶店でコーヒー頼んで、iPadで「チケット大相撲」に接続。しかし案の定最初の数分は全く繋がらない。さらに格闘して数分後にようやく見えた画面では、既に土日祝日の、桝一名二名席、そして椅子SS席は全て消えて無くなっている。あらま。

根気よくアクセスを続けると時折ポッとつながる時あり。その時点で、まだ土日の椅子S席には空きが。まず一日分を確保。しかしまた接続ができない状態に。数分後にようやくまた画面が見えて、もう一日分を追加確保。この時点で10時半近く。まあ大阪に二回遠征するだけでも大変なので、もうこれで良いやという事で、チケット争奪戦から離脱。すぐ近くの歌舞伎座まで。疲れたが、観劇前に一仕事した満足感あり。しかし一体何やってんだという気もしますが(笑)

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「二月大歌舞伎」昼の部。本日はかなり前、通路際の席なので出入りも楽で大変快適なり。舞台中央も良く見える。

お昼の演目は「通し狂言 新書太閤記」。吉川英治が描いた「新書太閤記」を歌舞伎の舞台に脚色した新作。筋書の上演記録によると、この前の上演が平成8年、その前が昭和50年と間が空いており、その都度脚色には大幅に変更があっただろうが、今回の台本も新しく書き下ろされたもの。新作は逆に、何代目の時はどうだったとか、なんとか屋の型がとかいうことがないので、素人でも気楽に見物できて助かる。

主演の菊五郎はほとんど舞台に出ずっぱり。戦国の世を、知略と胆力、人間的魅力と人たらしの手管で百姓から天下人にまで成り上がった秀吉を、目出度くも機嫌よく演じる。「新書太閤記」のエピソードを軸に、場面転換にもメリハリあり、舞台はテンポよく進む。2月の「ほうおう」に載った案内では「中国大返し」の場までとなっていたが、大詰めには「清州会議」が付け加えられている。

梅玉が織田信長。最近梅玉の殿様姿をやたら見る気がする(笑) 信長らしいかと言われると、若干そんな感じは薄いが、殿様役としては実に収まりがよく、きちんと完成している。「長短槍試合」、松緑の主水も印象的。

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お昼の幕間は、花篭にて「春待御前」を食する。昼酒も飲んで結構なり。

「叡山焼討」の場、明智光秀を演じる吉右衛門は、台詞が入っていない。老獪な台詞術で難局を乗り切ろうとするも、ところどころ乗り切れてなかったような(笑) まあ何度も演じた古典ではなく、新たに書き下ろされた新作の台本覚えるのも確かに大変だろう。

ただ、菊五郎はほとんど出ずっぱりであるが、割とよく台詞が入っており、ところどころで?な所あるも、収まる所に収まって破綻しない。やはり主演として演出や台本に関わっていると覚えが違うのかもしれない。もっとも吉右衛門も幕切れ、恥をかかされた信長への謀反を暗示する憤激の表情はきっちりと締めて迫力あり。まあ昼の部は賑やかしの特別出演のようなものだから、夜の部に集中してるのかもしれないが。

「本能寺」の段。赤い照明とスモークで表された紅蓮の炎をバックに敦盛の一節が流れ、薙刀を持った菊之助の濃姫が印象的に成立している。梅玉も良い。信長かと言われると違う気もするが、それでもなお良いのだった。「清洲会議」では、錦之助のビミョーな「何か足りない」感が、結局家督を継げなかった織田信孝によく合っている。

他にも歌六、時蔵、左團次など配役は豪華。全般にどの場も、あれよあれよという間に秀吉にとってのハッピーエンドになり、気分よくサッサとストーリーが進み最後の切りまで。眠くなることもなく面白かったが、まあしかし、一度観たらもう良いかな(笑)打ち出しは3時20分前と、早目の終了で気分よく歌舞伎座を後にした。

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帰宅して、「大相撲トーナメント」を録画で。

怪我しないよう、張り手やかち上げ、立ち合いの変化や足技、無理なうっちゃり等は暗黙の了解としてお互いにやらないので、本場所の相撲ほど力は入っていないが、それでも賞金がかかっており、引退相撲等で行われる花相撲よりは力士も真剣。ただ、やはり突き押し相撲には不利。御嶽海は白鵬相手にふわっと組んで、仏壇返しの大技を食らって投げ捨てられる。

白鵬は栃煌山を立ち合いにからかって勝つのが楽しくてしようがないんだろう。まともにやればまず負けないという自信の裏返し。トーナメントでは大嫌いな張り手が使われないから、本当は栃煌山も有利なはずなんだが。日馬富士は確か去年もそうだったが、お金がかかっているからか、結構大人げなくハッスルする印象。しかし決勝では白鵬に廻し取られて敗北。まあ叩きや突きなど手加減するから小兵には不利なのだよなあ。

ということで、大相撲ー歌舞伎ー大相撲という一日だった。大相撲大阪場所遠征では、前乗りして大阪で寿司屋行くか。北新地なら「ほしやま」、あるいは「おおはた」かな。



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