97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
実に久々、西大島「輿兵衛」訪問
月曜の夜は仕事帰りに西大島まで出て「與兵衛」訪問。

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先週電話したら、週末は一杯との事で、平日に訪問。会社帰りにここまで来るのも実に久しぶりだが、そもそもこの店訪問が今年に入って初めて。なんだかんだで随分と空いてしまった。

実に久しぶりなので手土産持参。入店するとまだ誰もお客は居ない。女将さんに渡して「あと半年しかないですが、本年もどうぞよろしく」と挨拶。今頃そんな挨拶するとは(笑)。女将さんは下町気質の気持ちの良い人なので、そんなのいいのに~。最初の大吟醸はおごるわねと(笑)。

本日のお客は私以外にもうひと組だけのようだが、まだ来店しないので、親方、女将さんとあれこれ雑談。親方は手術をして、5月には一ヶ月ほど店を休んだのだという。それは大変でした。また来月あたりもう一度入院するというが、腹腔鏡の手術なので身体への負担はそれほど無いとのこと。

寿司屋は新規を開拓しましたかと聞かれたが、もう寿司屋の新規開拓はしていないなあ。馴染みを回るだけでも追いつかない(笑)。親方も河岸でよく会ったという築地「鮨つかさ」の話になって、「本当に店を畳んじゃったんですか?」と。河岸でも皆深い事情は知らない由。店のあった場所は改装されて別の店舗になっている。実に良い寿司屋だったが。その他にもあれこれと雑談して面白かった。

お酒はまず「本日の大吟醸」。奈良の酒。「みむろ杉」と言ったっけ。すっきり爽やかな飲み口。お酒のお替りは、ふっくらして甘い十四代本丸。

お通しの一皿は、海老頭、ゲソ、イカヅケ、ホタテ煮浸し、マグロヅケ。お酒が進む。

そろそろ握りに移行する時にお酒をお替りして九平次。こちらは爽やかな酸味を感じる酒。

握りは、まず赤身ヅケ。固めに炊きあげられた酢飯はフックラして、口中でほぐれるが種と噛みしめることで旨味が酢飯と混然一体となって口中で溶け崩れる。久しぶりだからか酢飯がやたらに旨く感じる。

そうこうするうちにもうひと組のお客さん到来。親方の冗談があれこれ冴えわたる(笑)

白イカは軽くヅケにしてある。マコカレイは、甘酢ヅケと胡麻醤油のヅケ。同じ身肉だが仕事が違うと食感と後味が違うのだった。

細巻海老は甘酢に潜らせ、オボロと共に。シマアジもここのスペシャリテ。ヅケにした身の皮目を香ばしく焼き霜にして薄く切りつけた3枚を合わせて握る。これもまた素晴らしい。北寄貝はここでしか食したことのない旨味とフレッシュな甘味。

ここから光り物に。キスは上品な身肉がホロホロと崩れる。締めたアジは脂がネットリと乗る。最後のイワシは更にこのネットリ具合がアップ。魚を塩と酢で締めて旨味を引き出す仕事にはいつも感心する。

ハマグリは深いコクを感じる古式を残すツメと共に。爽煮風に白く煮上げた肉厚でフックラしたアナゴも温かく保ったまま供される。ツメともよく合って旨い。最後は玉子焼きをつまみで貰って〆。

勘定を済ませると女将さんがいつも正月に配っているお年賀の手拭をくれる。6月に貰うとは、やはり間を空けずにもっと来ないとなあ。しかし、與兵衛にしかない唯一無二の寿司を堪能した夜。



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