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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
歌舞伎座、八月納涼歌舞伎第一部
木曜は歌舞伎座、八月納涼歌舞伎第一部。

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最初の演目は「刺青奇偶(いれずみちょうはん)」

長谷川伸原作の新歌舞伎を玉三郎と石川耕土が演出。筋書きを見ると十七代の勘三郎がよく演じた演目のようだ。今回の主役、半太郎を演じる中車は、歌舞伎界に入るかどうかの時、十八代勘三郎が「中車は「刺青奇偶」のような演目で力を発揮するだろう」と語ったと聞いて、何時かは演じたいと思っていたとのこと。

身投げしようとした酌婦お仲(七之助)を助けた博打打ちの半太郎は、悲惨な境遇から男を信用せず、どうせ自分の身体が目当てなのだろうと考えるお仲に「見損なうな」と突き放す。真実の親切心に気づいたお仲が半太郎を追いかけ、惚れるところはなかなか台詞も良く効いており、中車と七之助が好演。

二幕目になるとそのお仲は病に臥せっており、妻をいたわるものの博打から足を洗えない半太郎を戒めるために腕にサイコロの刺青を自ら彫る。中車も大詰めに至るまで実に達者な演技。

最後の場面でお仲を助けるための金欲しさに賭場荒らしを行った半太郎の事情を聞き、それでは自分と命を掛けた勝負をしようと申し出て、負けて有り金全てをくれてやる親分、鮫の政五郎は、酸いも甘いも噛み分けた大人物で、実に格好が良い。本来ならば、年取った大立者が演じる役であり、染五郎は若干貫禄不足にも思えるが、役そのものが実に格好良いので、十分成立している。

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幕間は花篭でステーキ丼。丼ものは炭水化物過多な気がするが、まあご飯を半分残せば大丈夫(笑)

後半は短い舞踊が二題。

「玉兎(たまうさぎ)」は勘太郎が懸命に踊る。御曹司はこうやって舞台に慣れて行くのだなあ。後見のいてうは背筋が伸び、キリリと真面目に付き合って好印象。

切りは勘九郎と猿之助の「団子売」

妖艶に柔らかな踊りを見せる猿之助に、真面目な踊りの勘九郎の対比。軽妙な舞踊で打出し。






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