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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
「新橋鶴八」訪問。
日々急な寒暖差もあり、体調はイマイチなのだが、金曜の夜は「新橋鶴八」に電話。今月でニュー新橋ビルでの営業が終わってしまうから、暇があったら行かないと。

女将さんが出て、7時までならと言うので定時後に早速入店。サッと飲んで食べて帰るのは望むところ。寿司屋でダラダラ居座るのは野暮な客だ。「分店」の場合は店の仕事が遅いので仕方ないけれども(笑)

いつも通り菊正の冷酒。お通しはスミイカのゲソ。「時間大丈夫ですか」と石丸親方は気を使ってくれるが、弟子もいるし仕事も早いので大丈夫。今月でこの場所は閉店なので最後の客で大繁盛。

つまみ最初の白身は何時も通り注文しなくとも切られてくる。その日に仕入れたものを切って出す。熟成とは無縁の昭和の仕事だが、煮切りではない上質な醤油で食すると、何とも言えず素材の旨さを感じる。

塩蒸しもつまみで。これは旬の素材というより、鶴八流の仕事の巧さを味わう寿司種。サバは噛むごとに、脂の甘さが舌の上でとろける。前回は無かった鳥貝が種札にあり他のお客さんも頼んでいたので注文。今年はまだ大きいものが無いとのことだったが、特有のフルーツのような甘酸っぱい風味あり。

漬込みのハマグリもつまみで。肝臓に良い気がするなあ(笑)

神保町移転の状況を尋ねると、店の改装は「新橋鶴八最後の弟子」君が本日見に行って来たとの事。建物全体に年季が入っているからか、大工は色々大変だったと語っていたとの由。しかし4月9日に開店。新しい電話番号は既に決まっているが、まだ電話機を設置できないので公開できないとのこと。当面は、今の店の転送サービスで繋がるようだ。

折角なので4月移転後の予約も入れておいた。そもそも寿司に興味を持ったのは、神保町の「神田鶴八鮨ばなし」を読んでから。「新橋鶴八30周年」で、引退した諸岡親方とも実際にお会いする事が出来たのだが、神保町の店そのものは一度も訪問した事が無い。通い慣れた「新橋鶴八」が神保町に戻り、訪問できる事になるとは、なんとなく感無量。

神保町での営業を聞くと、時間は今までと一緒。しかし日曜と水曜が休日だと。河岸が休市の時はやはり営業したくないとのこと。「私もようやく週休2日ですよ」と親方が笑った。日本酒も菊正だけでなく、何か他の物も置くかと検討中とのこと。ずいぶん前、どこかの本で「寿司より嵩い酒は置きたくない」と石丸親方が語っているのを読んだが、寿司屋は料亭や飲み屋ではないので、これはこれで真っ当な話。菊正は寿司に障らない、ごく普通の酒である所が良かったとの事であるが。

さて、そろそろ握ってもらわないと。いつも通り、中トロ、コハダ、アナゴ、カンピョウ巻。安定の美味さ。神保町にも行くけれど、移転する前にもう一度くらい行けるだろうか。



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