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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
銀座「鮨 み富」で新子を食す
6月最後の週末。なんだか天気も悪く肌寒い夕方だったので、季節はずれではあるが、「やす幸」で、おでんでも食するかとタクシーで銀座まで。しかし四丁目の交差点で降りると、何故か寿司が食べたい気分になって、銀座「鮨 み富」に電話。入れるというのでそのまま入店。

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二階の窓の看板は、今まで気付かなかったなあ。

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一階入り口に掲示されていたメニューも、後ろにLEDが装着された電飾のメニューに。

入店すると、まだ夕方早い時間なので他にお客はおらず、三橋親方のハマグリの仕込みが終了する所。

お酒は夏酒。福井、女性杜氏の酒蔵「白龍」の、「きりり」。爽やかで軽い飲み口。夏には良いなあ。

まずつまみを切ってもらう。本日の白身はホシガレイ。いつもマコを求めるのだが、時折「今日は星があるよ」と勧められた時は入れてみるのだとか。コツンと舌に来る濃い旨味あり。次にシマアジ。これも天然にしかない、上質なプルンとした舌触り。

開店してまだ1年経たないが、商売が軌道に乗って、明らかに以前より良い物を入れている。結構な話である。

まだ他にお客さんがいないので、親方に最近のマグロ仲卸事情など聞く。前にTVのドキュメンタリーに出ていた「やま幸」が、廃業する店の権利を買って次々に勢力を伸ばしているのだとか。「石宮」が豊洲移転を機に店を畳んだというのは知らなかった。「石司」は健在とのこと。なるほどねえ。

貝は今週でもう終わりだというトリ貝を名残に。能登産だとか。来週からは、石垣貝を入れるとのこと。石垣貝はミルク色のトリ貝の如き味の貝。江戸前の伝統的な種ではなく、置いてある店は少ないが、なかなか旨い貝ではある。

つまみでは、アジを生で。生姜醤油で食す。フックラした旨味。アワビ塩蒸しは房総のなかなか立派な身。肝も添えて。

夏酒「きりり」は2回お替りしたが、この辺りで握りに。

まず、マコカレイ昆布〆。昆布の旨味が、さっぱりした軽いこの店の酢飯に良く合う。「銀座新富寿し」の仕事は江戸前仕事でも古い部類だったが、この店がきちんと継承しなければいつか途絶えて居ただろう。古い仕事は新しい船に受け継がれ、新しい航海に出たのだ。「銀座新富」は新しい職人も探していたようだが、結局閉める事に決めたようだとのこと。

コハダ新子は、ちょっと前から出ているのだが、最初はキロ13万円とかしており、とんでもなかった。しかし、最近、ちょっと値が落ち着いて、100グラムずつ小袋に入れてあるのを、2袋残ってたので買ったとのこと。三橋親方も修行を始めた頃は精々お盆過ぎに二枚づけくらいだったとのことだが、だんだんと5枚付とかになってゆき、最盛期は10枚づけとか握ったと。メダカですな。

コハダ本来の味はしないのだが、爽やかな香りがある初物を喜ぶ種。5枚付を握ってもらう。6月中にコハダ新子を食するのは初めてかもしれない。普段寿司屋では写真など撮らないが、今回は他のお客さんもいないし、初物の記念で1枚撮るかと言うと、「煮切りを塗る前に撮ったほうが良いですね」と出してくれ、iPhoneで写真を撮った後に煮切りを塗ってくれる。

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ペラペラで旨味は無いのだが、爽やかな香りあり。

小柱軍艦、酢〆のアジ、酢〆のイワシ、アナゴ、漬け込みのハマグリと貰って、最後は、この店の名物、甘辛のカンピョウ巻。これを食わないとこの店に来た気がしないのだった。

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