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97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」第二部、弥次喜多
8月8日にUKへの出張から帰国して、その夜はこんこんと眠って疲れを取った後、9日は、歌舞伎座「八月納涼歌舞伎」第二部。この日が初日であった。

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幸四郎、猿之助の「弥次喜多」も、八月納涼歌舞伎の目玉となって、はや4年目。

最初は紗の幕に今まで3回のダイジェストが映像で流れる。それが終わると、屋根の上で寝ている弥次郎兵衛と喜多八の場面になり、今までの「弥次喜多」は全て夢であり、再び二人がお伊勢参りを決意するという幕開き。

今までの「弥次喜多」は、ラスベガスに吹っ飛んでいったり、歌舞伎座での殺人事件を解決したり、地獄にまで旅をしたりしたが、今回は、歌舞伎の世界に若干回帰してきた。

「鈴ヶ森」、「一本刀土俵入」、「滝の白糸」、「女殺油地獄」などの歌舞伎名作の舞台が随所で場面設定に取り入れられている。

演出の趣向としては、幸四郎、猿之助の二役の早変わり。水芸。巳之助のカツラ吹っ飛び。中車のカマキリ先生。七之助の「いだてん」ネタ。本水での大立ち回り。最後の宙乗りと大変に忙しいが、観客は大いに笑い、沸く。

染五郎、團子も4度目の「弥次喜多」だが立派に成長してきた。幸四郎との親子ネタの後、染五郎の美少年ぶりは親父のおかげと幸四郎が得意になると、猿之助が團子に「お前は親父は駄目だが、爺様が偉い」と中車Disをぶち込むなど、台詞も仲間内の楽屋ネタ満載で観客は大笑い。

歌舞伎名作の本歌取りや楽屋落ちについては、コアな歌舞伎ファンは眉をひそめるのかもしれないが、本職の歌舞伎役者が本気でやっているのであるから、観客としては大笑いするしか仕方ないのであった。

宙乗り前の台詞では、今回が最後の「弥次喜多」のような雰囲気も。宙乗りで幸四郎が何度も身体をグリングリン回転させるのは役者の身体能力を示して驚異的であるが、空に舞い上がって行く形としては、流石に熟練の猿之助の形がきまっている。

打ち出しは時間割より押して5時50分頃。どこに行くあてもないので、銀座松屋の「乾山」にフラッと入って一杯。〆張鶴冷酒。つまみで、コチ、シマアジ、アジ、石垣貝、サザエ壷焼き、鰻くりから焼など。握りは数貫に中トロ細巻。お酒3杯。種、仕事、酢飯、どれも特筆すべき所は無いが、「しみづ」「鶴八」よりも勘定が高い不思議。


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