厚生省から市区町村別生命表なるものが発表された。生命表とは、年金数理計算や生命保険料の算定などにも使われる平均余命の基礎データ。
市町村別の過去3年の死亡数を、5歳刻みの階級で集計し、年代ごとの死亡率を推定。死亡率の推定から、市町村別のゼロ歳児の平均余命(平均寿命)を計算したのが「市町村別生命表」。
「市町村別に分解した平均寿命ランキング」なるものを眺めると、なかなか興味深い。
平均寿命が長い市町村の理由として考えられるのは、まず、裕福な人が住み、医療機関が充実してる場所か。ある種の経済格差が反映されているだろう。上位の「横浜市青葉区」、「川崎市 麻生区」、「東京都三鷹市」などは、まあ、それに該当するのかねえ。分からなくもない。男女とも、長野県の伊那あたりが意外な健闘を見せている理由はよく分からないのだが。
逆に考えると、生活水準が低い地区は平均寿命が短くなるのでは。確かに、男性平均寿命が短いほうのトップである「大阪市西成区」は、日雇い労働者が多数住む「あいりん地区」を含む場所であり、さもありなんと、実に痛ましい気分になる。
ただ、寿命には、経済格差だけが影響を与えているのではなさそうだ。女性の長寿トップ30には、沖縄の市町村が12箇所ランクインして半分に迫る勢い。ここには、なんらかの自然要因や生活習慣が反映されているのではないか。しかも、奇妙なことに、男性の長寿トップ30には、沖縄の市町村が一箇所も出てきていないのである。沖縄の生活には、女性の寿命だけが長くなる、なんらかの特殊な要因があるということだろうか。なんとも不思議だ。
男性の短命トップ30には、青森の市町村が16箇所もランクイン。これも異様に多い気がするが、果たして原因は何だろうか。女性の短命トップ30には、青森県は4市町村がランクインしているだけだから、ここにもやはり男女の差を生むなんらかの要因が隠れているのかもしれない。
そして、女性の平均寿命が短い市町村の1位が「東京都 西多摩郡 奥多摩町」、3位が「東京都 西多摩郡 日の出町」。地図を見るに、青梅から山に入ったあたり。このあたりの女性の平均寿命が短い原因は何か。
男性の平均寿命短い市町村では、福岡県田川郡から2つの町が上位ランク入りしてるのだが、ここも地図を見ると、特段何の変哲もない田舎に見える。
まあ、それにしても、あれこれ見るほどに不思議な気がする、実に奇妙な統計。
母集団の少なさは、近隣の数値から推定する「ベイズ推定」という手法で補正しているとのことであるが、過疎の村など母集団が大変小さいはず。ちょっとした死亡率の差が、大きな誤差となって出ているのではないか。だとすると、せっかく集計しても、あんまり意味のない統計ということになるのだが。
市町村別の過去3年の死亡数を、5歳刻みの階級で集計し、年代ごとの死亡率を推定。死亡率の推定から、市町村別のゼロ歳児の平均余命(平均寿命)を計算したのが「市町村別生命表」。
「市町村別に分解した平均寿命ランキング」なるものを眺めると、なかなか興味深い。
平均寿命が長い市町村の理由として考えられるのは、まず、裕福な人が住み、医療機関が充実してる場所か。ある種の経済格差が反映されているだろう。上位の「横浜市青葉区」、「川崎市 麻生区」、「東京都三鷹市」などは、まあ、それに該当するのかねえ。分からなくもない。男女とも、長野県の伊那あたりが意外な健闘を見せている理由はよく分からないのだが。
逆に考えると、生活水準が低い地区は平均寿命が短くなるのでは。確かに、男性平均寿命が短いほうのトップである「大阪市西成区」は、日雇い労働者が多数住む「あいりん地区」を含む場所であり、さもありなんと、実に痛ましい気分になる。
ただ、寿命には、経済格差だけが影響を与えているのではなさそうだ。女性の長寿トップ30には、沖縄の市町村が12箇所ランクインして半分に迫る勢い。ここには、なんらかの自然要因や生活習慣が反映されているのではないか。しかも、奇妙なことに、男性の長寿トップ30には、沖縄の市町村が一箇所も出てきていないのである。沖縄の生活には、女性の寿命だけが長くなる、なんらかの特殊な要因があるということだろうか。なんとも不思議だ。
男性の短命トップ30には、青森の市町村が16箇所もランクイン。これも異様に多い気がするが、果たして原因は何だろうか。女性の短命トップ30には、青森県は4市町村がランクインしているだけだから、ここにもやはり男女の差を生むなんらかの要因が隠れているのかもしれない。
そして、女性の平均寿命が短い市町村の1位が「東京都 西多摩郡 奥多摩町」、3位が「東京都 西多摩郡 日の出町」。地図を見るに、青梅から山に入ったあたり。このあたりの女性の平均寿命が短い原因は何か。
男性の平均寿命短い市町村では、福岡県田川郡から2つの町が上位ランク入りしてるのだが、ここも地図を見ると、特段何の変哲もない田舎に見える。
まあ、それにしても、あれこれ見るほどに不思議な気がする、実に奇妙な統計。
母集団の少なさは、近隣の数値から推定する「ベイズ推定」という手法で補正しているとのことであるが、過疎の村など母集団が大変小さいはず。ちょっとした死亡率の差が、大きな誤差となって出ているのではないか。だとすると、せっかく集計しても、あんまり意味のない統計ということになるのだが。













