97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
久々に「石油ピークアウト」説
今週、車にガソリン入れてたら、ポンプに表示されているガロン当りのプライスが3ドル超えてるのに気づいた。なんだか最近また価格が上がってきたような。

AAAのレポートで確認すると、昨年のサブプライム崩壊による全世界経済危機とほぼ同時に、ガソリン価格も急落したのだが、12月に底を打ち、それからはまた、ジワジワ上昇しつつある。

州ごとの価格では、昔からそうだが、カリフォルニア、イリノイ、NYなどのガソリン価格がずいぶん高い。いわゆる大統領選の際に共和党が勝つような、田舎のレッド・ステイトのガソリン価格は軒並み低い水準。まあ、大消費地である大都市部を抱えた州は平均所得も高い傾向にあるから、取れるところから取ろうということなのだろうか。

そういえば、昨年の前半は、日本でも「石油ピークアウト」説に関する本が相次いで出版され過去ログにも感想を書いた。しかし、全世界経済危機が到来して、石油を含む全ての資源価格は暴落。「石油ピークアウト」の心配など、それどころじゃないと、どこかに吹き飛んでしまったような雰囲気。

しかし、一昨日、久々に、「石油生産はピークを過ぎた」というニュースを読んだ。最近、資源価格がまた上昇しつつある中での記事だけに、なかなか印象的。

発表された論文ではなく、IEA(国際エネルギー機関)の研究者が英インディペンデント紙のインタビューに答えたもの。

世界生産の3/4をカバーする800の油田調査によると、巨大油田のほとんどが生産のピークを過ぎている。生産量の減少率は、2007年に3.7%と予想されたのだが、現時点では6.7%と2倍以上に。今後生産のピークは10年以内に訪れ、需要側ではなく供給側の不安によって、エネルギー価格は更に高騰、経済回復にも大きな影響を与える可能性があるという、まさに「石油ピークアウト」説をそのまま肯定するもの。

地球規模の将来予測というのは、あまりにも考慮すべき与件が多すぎて、実に不確実な点が多いが、石油がいつか枯渇するという点については、誰もが認める事実。今日や明日ではないことも確実だが、10年後なのか30年後なのかは誰にも分からない。

とりあえず、再生可能エネルギーの開発を加速しなければならないことは確か。ただ、石油大量消費文明からの脱却が、一朝一夕にゆかないこともまた確実なのだが。
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