97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
勝利の女神はいつも気まぐれ
昨日の宮里藍は実に惜しい勝利を逃したのだが、最後までトップ争い。今期はLPGA初勝利を飾っており、知名度がグンと上がったせいもあって、TV中継でもずっと画面に。インタビューでも英語でちゃんと受け答えしていた。

LPGAの、Official Money List(賞金ランキング)では、韓国のJiyal Shinの1,605K$に次いで1,451K$と、堂々の2位。1位も夢ではないかもしれないが、いったん米ツアー中断して日本ツアーに出場するのだとか。アメリカの賞金ランキングで1位獲得したら素晴らしい快挙なのだがなあ。

しかし、このリスト見ると、韓国勢が実に頑張っている。まあ、あまりにもアジア系が活躍しすぎて、アメリカでの女子ゴルフの人気が落ちてきているという、別の問題もあるようなのだが。

本日のYahoo!スポーツでも、昨日の宮里の敗戦を扱ったMiyazato’s mistake into the lakeという記事がトップに。

この記事を書いた記者は、今年のプロゴルフは、マスターズのケニー・ペリーや、全英オープンでのトム・ワトソンなど、最後の最後で負けるプレイヤーが印象的な年だとして、宮里のことも取り上げ、
Welcome to the club, Ai Miyazato. Don’t worry. There are no dues. You already paid them.(クラブへようこそ、宮里藍。大丈夫、会費は要らない、君はもうそのコストを払ったのだから)

と続けている。アメリカ人は、このあたりの表現が上手い。

宮里は18番の2打目がブレて、池に落とす痛恨のミスショットで敗北。金曜の予選の時にも同じショットを池に落としている。しかし、宮里は、試合後の質問に、金曜のことは思い出さなかったし、2打目をレイアップ(刻む)するつもりはなかったと述べている。

記者はしかし、やはり刻むべきであったとし、少なくともキャディーが5番ウッドを半分にへし折っておくべきであったのではないかと述べている。画面見ている限りでは宮里はキャディーともちゃんとコミュニケートしてたのだが。

まあ、攻めるか刻むかは、ゴルフにいつもつきまとう難しい選択。2位のChoiは、プロ未勝利。最終日は、スタートから7打のリードを吹き飛ばしてしまい、1打差の2位に沈んでいた訳で、確かにパーを取ってリードを確保する選択で攻めたほうが、最終ホールでの、相手へのプレッシャーは大きかっただろう。安全に攻めてパーで上がっていれば、プレイオフで勝利の可能性も大いに残っていた。

しかし、これもまた結果論。あのショットがもう少し右に出ていれば、グリーン際まで転がり、ちょうどChoiが取ったようにバーディーの可能性だってあったのだし。

手痛いミスだが、スポーツでは、たったひとつのミスが最後の勝敗を決めることがある。思わぬ敗北のドラマは、今まで、いつでも、どこででも起こったし、これからも起こり続けるだろう。勝利への渇望と挑戦。成功がもたらす歓喜と、失敗の苦い蹉跌。勝利の女神は、いつでもどこでも気まぐれ。そして、それこそがスポーツ観戦の醍醐味なのだ。

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