97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
懐かしの間違い電話
発言小町に、「笑った間違い電話」というトピックがあって、なかなか面白い。最近は携帯でのコミュニケーションが主流となって、保存したコンタクトリストから発信するから、間違い電話もだいぶ減っただろうが、固定電話が主流だった頃は、間違い電話がよくあったよなあ。

私が体験した間違い電話で思い出すのはこんなもの。

浅草に住んでた頃、留守電にのんびりした初老の女性の声で、「あの~、明日、お寺さんに連れてってくれんね」というメッセージが入ってた。その台詞だけしか残ってなかったし、「間違ってますよ」と教えてあげることもできない。次の日、ちゃんとお寺さんに連れてってもらっただろうか、それだけが、今でも気になる(笑)。

そういえば、この番号には、なぜか、大量の酒の注文のメッセージが残ってたこともあったなあ。あれはどこかの飲食店のようだったが、翌日届かずに困ったんじゃないか。まあ、こちらの名前もメッセージに入れてるのに、間違うほうが悪いのであるが。

そうそう、もうひとつ突然思い出したのは、高校生の頃。家で留守番してると電話が鳴り、出て苗字だけ名乗ると、女子高生と思しい声が「あの、〇〇君ですよね?」としゃべりだす。そんな名前は家族に誰もいないので、違いますと告げようとしたのだが、先方がなんだか焦って、あれこれしゃべりだす。なかなか話の腰を折るのに往生したが、要するに告白の電話だったのである。

一呼吸置いたところで、「多分番号間違ってるよ」と告げると、「え~、でも、XX高校に行ってる〇〇君の家ですよね」となかなか引き下がらない。苗字は確かに同じだが、「高校も下の名前も違いますよ」と告げると、急にヒソヒソ声になって、「だからさ、違うんだって、番号」「キャ~」なんて、同じ電話ボックスの中にいた友達と囁きあう声がする。そしてその直後に電話をガチャ切りされた。そっちからかけてきてガチャ切りはないだろ。お前らエー加減にしとけよ(笑)。

おそらく、電話ボックスの電話帳で、苗字とだいたいの住所だけで、これと思った番号にかけてたんだろう。まだ携帯電話が普及しておらず、家に一台の固定電話で連絡取るしか方法のなかった頃。彼女は、最終的には目的の彼に到達し、心を伝えることができただろうか。他人の恋を盗み聞きしたような、実に懐かしくも古い思い出。

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