FC2ブログ
97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
UA 機内で見た映画 完結編
先日書いた「District9」以外に、年末のSFO-NRTのUA機内で見た映画が何本かあった。簡単に感想など。

「ジュリー&ジュリア」

「2つの真実の物語に基く」、と最初のテロップに出る。第二次大戦末期、外交官の夫の赴任でパリに来たアメリカ人女性、ジュリア・チャイルド(メリル・ストリープ)は、フランス料理の魅力にとりつかれ、初めての女性としてパリの有名な料理学校に入学。数々のレシピを携えてアメリカに戻り、アメリカで最初ともいえるフランス料理大全を著すとともに、TVの料理番組にも出演して、フランス料理をアメリカに広めた伝説の人物。

もうひとりのジュリー・パウエル(エイミー・アダムス)は、現代に生きる女性。料理好きの彼女は、自分の料理ブログを持っていたが、ある日、ジュリア・チャイルドのレシピを毎日作り続け、全て制覇しようと決心する。そして、その挑戦をブログに書き続けるうちに、彼女のブログは人気沸騰、新聞やTVの取材まで殺到するようになる。

料理への愛が時間を越えて結びつけた2人の女性の人生を、なかなか印象的に描いている。現在、日本でも公開中のようだ。メリル・ストリーブの感情表現は時として過剰にも見えるのだが、モデルになった本物がいる訳なので、おそらく本物の立ち振る舞いを真似しているのだろう。しかし、この人は、何やらせても達者だなあ。

「Case 39」

日本ではまだ公開されてないのではと思うが、予告編は、米国版Official Site参照。スリラー/ホラーの範疇。

「ブリジット・ジョーンズ」でもおなじみのレニー・ゼルウィーガーが、児童虐待を扱うケース・ワーカーを演じる。Case39とは、そのケース・ナンバー。いつもの仕事と、通報のあった家庭を訪れたゼルウィーガーが見たのは、おどおどした態度の美少女と、明らかに挙動が不審で精神状態も普通ではない両親。

この少女役は、ジョデル・ファーランドというらしいが、この映画は彼女の存在感で持っている。

彼女を見たら誰でも、「ああ、この子は両親に虐待されている。なんとしても助けねば」という気持ちになるのは必至。ゼルウィーガーは、その通り、親身になって彼女を助け、自分の家に引き取って住まわせることにする。しかし、それは、自らの家に禍々しい恐怖を呼び込むことに他ならなかった。

前回機内で見た、「エスター」とよく似た雰囲気を持った作品。しかし、「エスター」が、オカルトの香りを漂わせながら、最終的にサイコ・スリラーに収斂するのに対して、この作品は、いわゆるオカルト・ホラーの恐怖へまっしぐら。個人的にはこちらのほうが好きだなあ。子役のキャスティングの勝利。なかなか面白かった。


「THIS IS IT」

成田で飛行機の貨物扉にトラブルが発生。出発が1時間半以上遅れたのだが、オン・デマンドでこの「THIS IS IT」を見てたので、まったく退屈しなかった。マイケル・ジャクソン最後のツアーのリハーサル風景を写したフィルムを編集した、マイケル最後のステージ。

すでにバックバンドもバックダンサーも決まり、(衣装は一部を除き完成してないが)、ステージのリハーサルはほとんど本番さながら。マイケル・ジャクソンが亡くなった際、薬物中毒だの栄養失調だの言われていたため、結構ヨレヨレかと思っていたが、ステージに立った姿は、まさか直後に亡くなるなどとは微塵も感じさせない。

どんな時でもステージを微妙にユラユラ滑るようなステップを踏む動作は実に独特。シンガーとしても素晴らしかったが、ダンサーとしての才能にも驚く。演出する監督も、このスーパースターには、腫れ物にさわるような気を使ってリハーサルを進行している事が伺えるのも、なかなか面白い。

まだリハーサルの段階で、これだけ見ごたえあるのだから、これがショーと完成していたら、それは素晴らしかっただろう。彼の健康は、まだ死ぬような状態ではなかったように思われるのだが、やはり、御付の医者が薬を過剰投与したことが原因なのだろうか。しかし、この希代のエンターテイナーを失ってしまったのは、まったくもって痛恨の極みである。


関連記事
スポンサーサイト



コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック