97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
Sushi Roku と WOKCANO
年末の日本一時帰国から帰って以来、日本食はさすがにあまりアメリカで食べてなかった。わざわざSanta Monicaにまで来て日本食を食わなくてもよいのであるが、まあ地域も違うことであるし、ちょっと試してみるかと2軒挑戦。

土曜日の夕食は、ホテルからも程近く、海岸通りに面した、Sushi Rokuに飛び込みで。なかなか立派な内装。蝋燭の灯ったテーブルは、日本食というより、フレンチ・レストランの如し。寿司バーの中で働いてるのはアジア系であるが、ウエイターは全てアメリカ人。ここ以外にも、LA、パサデナ、ハリウッドなどに店舗がありずいぶん成功している模様。ということは、日本人経営ではないだろうなあ。

日本酒を貰って、最初にいくつかアペタイザーを。白子天麩羅はトリュフのソースを添えて。これはなかなか面白い趣向。生のクマモト・オイスターも、小粒ながらぷっくりとした肉厚の身で濃厚な甘さ。酒は真澄を冷やで注文。徳利に入れられてサーブされるこの酒が、妙に甘ったるい。シカゴでも飲んでたが、はて、こんな味だっけか。

刺身で金目鯛とカンパチを所望。金目は皮目が炙ってあり、身肉の旨味はまあまあ。しかしカンパチは、口にしたとたん、ラードのような脂がベットリと舌に残る代物。そもそも養殖であるのは分ってたが、やはり考えが甘かった。これは失敗。脂があまりにもクドく、1切れしか食えない。

その後で、「本日のお勧め」の中から握りを注文。ラインアップには、コハダ、アジ、イワシ、サバなど光物が揃っており、アメリカンな寿司屋としては実に珍しい。ひょっとして大丈夫なのではと思ってコハダを注文したが、これまた考えが甘かった。

このコハダは、なんだかくどい油焼けした味。酸化がかなり進んでいる。これはダメだ。イワシやアジまで注文しなくてよかった。マグロ大トロは、まあまあ食える味。ウニもすぐ北にあるサンタバーバラがアメリカの主要産地であるから、比較的よい。サバはコハダよりもマシではあるものの、やはり感心しなかった。まあ、当然といえば当然か。

ウェイターのサービスは、アメリカの日本食レストランによくある雑駁なものではなく、きちんとした高級アメリカ・レストランの水準であり、なかなか結構。まあ、やはり、日本人が好きなものでなく、アメリカ人が頼むような、ツナ、サーモン、ウニや、各種スシ・ロールを頼むべき店なのであった。

勘定は実に高い。これまたフレンチ並。まあ、別にボラれた訳ではなく、メニュー通りに計算すると、確かにその通りになる。しかし、日本で寿司屋に払うよりずっと高いというのがちょっとなあ。


2日目の夜は、サンタモニカ通りのWOKCANO訪問。Yahooの検索では、JapaneseにもChineseにも登場。いわゆる寿司を主体にした、アジアン系のフュージョン。メニューも、日本、中国、タイなどの料理が混在した珍しいもの。

内装はコンテンポラリーなしゃれた店。ローカルでずいぶん賑わっている。おそらくここも日本人経営ではないだろう。

最初に生のオイスターと「Dynamite」なるものを注文。オイスターはポン酢ともみじおろしで。これは悪くない。Dynamiteとは、ホタテと魚卵、マッシュルーム、オニオンをスパイシーなソースでグラタン仕立てにしたもの。これもなかなか美味い。酒は菊水の吟醸。この酒もなかなかよかった。

せっかくのフュージョンなのだからと、スープには、ワンタン・スープなど注文。まあ、これは可もなく不可もない中華のワンタンスープ。しかし、握りの前にワンタン・スープというのは、やはりちょっと妙なものであった。

sam08.jpg

昨日の失敗に懲りて、今回は、マグロ、ウニ、イクラ、ウナギと、アメリカンな寿司屋で、とりあえず食える可能性が高い種のみを選択。酢飯は誉められたものではないが、種のほうは、比較的まし。値段も昨日のSushi-RokuよりはModerateな範囲に収まった。

まあ、やはりアメリカ人が集まるジャパニーズ・レストランでは、仕事を施した種を避け、アメリカ人がよく頼むものを頼まないとダメだということですな。残念ながら。

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