97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
大相撲は理事選挙で大騒ぎ
大相撲の理事選挙は、貴乃花が一門の調整を無視して出馬宣言したため、候補者を巡って大混乱。二所ノ関一門は、理事選立候補で貴乃花親方を支持する間垣親方(元横綱2代目若乃花)ら6人の親方を事実上破門。投票を巡っても、各一門の締め付けが厳しく、監督官庁の文部省まで乗り出してくるような報道もある。

しかし、大相撲も大モメですなあ。

まあ、若い頃から因習だらけの大相撲という世界に入門し、その水にどっぷりつかり、他の世界はまったく知らない人間達が親方になって運営しているのが大相撲協会。

旧態然とした、日本土着のムラ社会が生き残ってるようなものであるから、理事選挙といっても、阿吽の呼吸で和を乱さないことが一番重要なんだろう。一門会というのは、ムラの寄り合いみたいなもんであろうか。

しかし、ここで和を乱す奴が出てくると、もうてんやわんや。世間を知らない大男達が頭を寄せ合って、あーでもない、こーでもないと相談して、右往左往してるのだから、まあ、はっきりいってまともな結論など出るはずない。朝青龍問題の時の北の湖理事長の狼狽した迷走ぶりもひどかったからなあ。まして、理事となる条件についても、別にはっきり決まってる訳でもないから、なおさら迷走が続く。

あくまでも年功を重視するというのなら、貴乃花はしばらく待って、諸先輩に譲るべきということになる。

現役時代の力士としての成績重視だというのなら、鷲羽山、魁輝、多賀竜などが、なんで理事候補なんだということにならないか。金剛にしても、たった一度平幕優勝しただけで、最高位は関脇。親方の娘さんと結婚して名門二所ノ関部屋を引き継いだに過ぎないからなあ。

親方となってからの実績だというのなら、貴乃花は関取一人も育てておらず、部屋も衰退してるようにしか見えない。自分の部屋の面倒も見れなくて、大相撲全体の改革が本当にできるのかという気もするのだが。

まあ、常識的には、人格、見識、リーダーシップなどを総合して判断ということになろうが、失礼ながら、元相撲取りにそんな多くを求めるのもなあ。貴乃花も、現役時代名横綱であったことは認めるが、相撲協会の改革に対して、本当に有効なビジョンを持ってるのかどうか、ちょっと疑問がわく。

花田家の骨肉の騒動を見ていても、貴乃花は確かに純粋かもしれないが、明らかに奇矯なところがある。昔、整体師に洗脳されたなどとも言われたが、もともと一風変わった人間。ムラ社会では、変わり者として村八分になる典型的なタイプというか。

1993年の6月、大相撲アメリカ巡業の一行に、サンフランシスコ空港で出くわしたことがある。大勢の幕内力士がゲート近くのシートにたむろしてガヤガヤと歓談する中、当時大関の貴乃花は、誰とも群れず、付き人一人を連れて、ずっと遠くのゲート付近にあるスナック・バーに行き、搭乗が始まる直前まで戻って来なかった。当時から、孤高の変わった力士だった。

今までの理事長も、何もしなかった訳ではなく、巡業制度の改革、茶屋制度の改革などを目指した人もいたのだが、結局のところ大きな変革が成功したとは言い難い。しかし、果たして変人が理事の一員になっただけで、旧態然とした相撲界が、何か変わるだろうか。伝統の中には、変えなくてよいものもずいぶんあると思うのだが。

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