97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
見逃してた「次郎本」
チリの大地震では、ハワイにも津波がくる危険があるとかで、CNNでは到着予定時間からハワイ島ヒロ、オアフ島ホノルルから生中継してたのだが、幸いなことにほとんど目立った波は無し。しかし、誰もいないワイキキ・ビーチと、車の交通が遮断されたカラカウア通りというのは、実に奇妙な風景。



過去日記の、「すきやばし次郎 鮨を語る」と次郎本の数々では、「すきやばし次郎」を扱った本について書いたのだが、先日、Amazon.co.jpで本を物色中に、買い忘れていた「次郎本」があったことを発見。早速発注。



09年10月の出版。しかし、年末一時帰国した際の本屋では見かけなかった。出版元はグラフィック社という、あまり聞いたことがない会社。「すきやばし次郎」の寿司種、握り、仕込みなどについて小野二郎が語り、カラー写真を全編に使った大型本。

ただ、小野二郎が語る内容は、今までの「次郎本」ですべて読んだことがあることばかり。まあ、寿司一徹にやってきた人が語ることであるから、その都度話が違ったら逆に大変。本人の責任ではないが、目新しい内容がほとんど無いというのは、本の編集としてはどうか。

そして、全編に渡って使われている写真であるが、ページそのものの発色が悪いのか、どの種もずいぶんとくすんだような色あい。づけ、赤身、かつお、いわし、あじ、など、どれもあんまり美味そうに見えないのであった。「すきやばし次郎―生涯一鮨職人」や、里見真三の名著、「すきやばし次郎 旬を握る」掲載の写真のほうがずっときれいだ。

写真家は、それなりに有名な人のようなのだが、あまり寿司種の写真は撮ったことないのではないだろうか。よく比較すると、里見本等では、煮切り塗る前の写真を使ってるようだが、この本では煮切り塗った後を撮ってる模様。まあ、寿司そのものの色あいが、昔の「次郎本」当時とそんなに変わってるとは思えないから、やはりその影響か。まあ、食べる人が見るのは煮切り塗った後なのだが。

しかし、本人の寿司種に対する解説もそうだが、それ以外の内容も、どこかで読んだことがある話ばかり。全体としてこの本を読むと、里見真三の「旬を握る」という本が、いかに網羅的で、しかしかつ深く、実に優れた本であったかがよく分かる。

でもって、この本の監修に名前が出てるのが山本益博。いったい何を作る意図で、何をこの本で監修したのか、まことに不思議な気がするのであった。題名も一人よがりで訳分からんねえ。

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