97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
「奇界遺産」を巡る
「奇界遺産」は写真満載の大型本。この手の本はAmazonで買って配達して貰うに限るなあ。

著者は写真家にしてオカルト研究家なのだそうであるが、本書の後半部分には、エリア51、ロズウェル、ファティマ、デリーの錆びない鉄柱、ナスカの地上絵など、この手の話が好きな人にはおなじみの題材が目白押し。

しかし、実に面白いのは、本書の前半、世界各国の不思議な建物や都市を巡る旅。一軒の小屋が建つだけの離れ小島、スペインの崖上の都市、ペルーにあるオアシスに寄り添うように広がった聖地。世界遺産とはまた違った意味で、実に奇妙かつ美しいショットには驚かされる。ほとんど初めて見る風景ばかり。

また、アジア各国にあるテーマパークについても、著者は熱心に取材しているのだが、毒々しい色に塗られたコンクリートの像が林立する、香港で言うなら昔のタイガー・バーム・ガーデンのような庭園が、タイやラオスなど、アジアのあちこちに存在している。どれもが不思議と似通っているのは、やはりアジア文化の根底に流れる同じ潮流というものがあるのかもしれない。

本書前書きには、ラスコーの洞窟絵画が、人間精神の発達に影響を与えたという、コリン・ウィルソンの説が紹介されている。世界各地で、実に奇妙な建物や町や建造物を作り出してきた人間の飽くなき営みにも、やはり何か人間精神に由来する根源的なモティベーションが存在するのだろうか。そんな不思議な気分にさせる本である。どこからパラパラ広げて眺めても楽しめる。

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