97年から書き続けたweb日記を、このたびブログに移行。
「新橋鶴八」(元分店)訪問
先週水曜日の夕方、珍しく「新ばし しみづ」から携帯に「本日空いております!」とメッセージあり。急なキャンセルでも出たかな(笑) しかし既にこの日は予定が入っており断念したのだった。

次の木曜日、朝。「分店」が取れた「新橋鶴八」に、今夜空いているかメッセージを送ってみると「今、築地なので後で連絡します」と。昼前にメッセージが来て7時までならとのこと。長居するつもりは無いので、さっさと出してくれれば望むところである。

時間が限られているので何時もより早めに入店。

五十嵐親方が「ブログが炎上してましたね」と笑う。何言ってるんだ、炎上なんかしてないよ(笑) 変なコメントがちょっと付いただけじゃないか。それだって考えてみれば、貴方が喋った「鶴八」が出て行った事情なるものを、聞いた通り書いただけなんだ。そっちの責任だと思うがなあ(笑)

お酒は純米吟醸。銘柄は失念。お酒は最近各種置きだしたのだが、あまり有名な銘柄ではないので記憶に残らない。お通しは鯛の酒盗。

まず白身は鯛とカレイ。鯛は皮目に旨みあり。カレイは大きな個体。ヒラメを思わせるようなネットリした旨み。

アワビ塩蒸しは、房総と三陸産を食べ比べ。房総は身肉の色も明るくクリーミーな旨さがあるが、三陸産はちょっと野趣があるというか、身肉の色も若干濃く、仄かに磯臭い風味がある。この店ではなるべく房総の物を入れるようにしている由。マダカの大きいものも素晴らしいが値段もまた張るのだね。

トリ貝は本年出荷順調だったがそろそろ名残の時期に。まだジューシーで肉厚。アジは鹿児島だという。身は厚くネットリと全身に脂が乗って実に旨い。昔はアジをコハダの替わりに強めに酢〆にしたものだし、最近、「すきやばし」でも酢で〆たアジを出していると聞くから、やってみたらどうかと提案。鶴八流では皮を剥く前に酢をくぐらせるけれど、漬けないのだよね。以前、築地の「つかさ」で夏場によく食した酢〆のアジは旨かったなあ。

カツオは炙った皮目が香ばしく身肉にも上品な脂が乗っている。生姜醤油で食すると旨し。

隣には、大常連O氏。もっともこの日は7時までに退散と決まっているので、長々と付きあわされる事が無いのが助かる。これからこの店には当日予約だけにしよう(笑)

先日訪問した「神保町」の事など。偶には顔出してやるかなどと強がりを言っている(笑)。まあ仲直りしたほうが良いと思うけどねえ。新装開店ラッシュもそのうち引くだろうから、6月にまた訪問するか。

今週、ここに何時も連れて来るアメリカ人弁護士が来日したのだが、今回は新顔のベジタリアンの同僚を帯同。卵と牛乳のみOKだという。事前に「新橋鶴八」でベジタリアン・メニューあるか聞かれたのだが、江戸前寿司屋の玉子は小柱のすり身が入っている。ベジタリアンに食せる物というと、かっぱ巻き、紫蘇巻き、カンピョウ巻くらいだものなあ。

この辺りで握りに。

昼が満席で忙しかったとのことで、握る直前に飯台を出して来て、奥で酢飯を切っている。数分で出来上がったので、永谷園の「すし太郎」使っているのか聞くと「これがキチンと修行した腕なんですよ」と五十嵐親方は威張る。「しみづ」で聞くと、「すし太郎」使ってますと冗談返してくるけれどもねえ(笑)

握りのほうは、イカ、昆布〆、コハダ、ハマグリ、アナゴ。 切ったばかりの酢飯はまだ酢が落ち着いていないかと思ったが、いつも通り固めに炊き上げ、米の旨みが一粒一粒感じられる旨い酢飯である。「すし太郎」凄いな(笑) 

イカも白身昆布〆も、この店の薫り高い酢飯の美味さを堪能できる種。ネットリした肉厚のコハダも鶴八伝来の技。煮物も良い。最後に海苔巻きを半分。鉄火巻なんて要らないなあ(笑)

他所の鉄火巻きを見ていると、赤味からトロまでのグラデーションがイマイチ鮮やかではない。まあ確かにマグロは厳しい時期である。

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最後に本日食したもののメモを貰ったが、アジを書き忘れている。パーマンなんか書く暇あったら、付け忘れを無くしたほうがよいと思うがなあ(笑)

歌舞伎座、團菊祭五月大歌舞伎、昼の部を観た
ゴールデンウイーク最後の週末、土曜日は、歌舞伎座にて團菊祭五月大歌舞伎、昼の部。

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十二世市川團十郎五年祭と銘打ってあり、昼の部は「雷神不動北山櫻(なるかみふどうきたやまざくら)」の通し狂言。

「市川海老蔵五役相勤め申し候」とあるが、海老蔵が鳴神上人、粂寺弾正、早雲王子、安倍清行、不動明王を一人で演じ、江戸時代に市川團十郎が定めた成田屋「歌舞伎十八番」のうち「毛抜」「鳴神」「不動」と3つが出るというお得なパッケージ。

同じ十八番の中の「押し戻し」というのも筋書は無く、花道で怪異な物の怪を剛力が押し戻す「ひとつの場面」なので、「鳴神」の後に入れたら4つも出る更に更にお得なパッケージになるのだが、主要な立役のキャラクターを全て海老蔵が演じている興行なので、海老蔵の鳴神上人を押し戻す役が居ないのだった。

最初は幕が開くと舞台付きで海老蔵が座り、十二世市川團十郎五年祭が開催できるお礼の口上を。今年は成田山開基1080年。成田屋所縁の新勝寺から「大本山成田山新勝寺 不動明王勧請」と不動明王の出開帳が2階ロビーに行われており「ご利益があると思いますのでどうぞお参りください」と口上に。次の幕間ではお参りの列が出来ていた。

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最初は、発端、序盤で20分の幕間に。2014年12月にも海老蔵で観ているが、この部分を観ていると、磁石と笄のセットを与えたり、序幕に小磯が殺されて短冊を奪われる場面があったり、干ばつの説明があったりなど、後に続く「毛抜」や「鳴神」の説明になっている。

そして次の幕は「毛抜」。海老蔵演じる粂寺弾正が、大らかに色好みの所も見せ、悪人の奸計を見破り征伐するという荒事特有の筋書き。海老蔵が座頭ということになるのだが、ただ雀右衛門が出てくると浮くほどに、他にあまり大物が出ていないのだった。

「毛抜」が大団円となって30分の幕間。

花篭で「花車膳」で一杯。

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次は「鳴神」。天下を旱魃に導いた鳴神上人の封印を解くために、色仕掛けで海老蔵演じる鳴神上人を籠絡する雲の絶間姫を菊之助が演じる。ただ此処でちょっと眠気に襲われ、白雲坊、黒雲坊と掛け合いで艶かしくもエロティックな場面を語る絶間姫の「クドキ」と、素知らぬ振りで聞き耳立てていた上人が引き込まれて興奮し、庵から転がり落ちる部分、そして癪を起こしたのも絶間姫の胸に手を入れて解放するという、江戸時代の観客が大興奮で観ていたと思しい見所を全て寝落ちしてしまった(笑)目が覚めると上人が酒を飲む盃事の場面。しまったなあ(笑)

高僧がメロメロになって堕落するという設定は、いわゆる久米の仙人の寓話にも似て、江戸時代のエロティック・コメディーの雰囲気。還俗したら名前を「市川海老蔵」等という辺りの海老蔵の軽妙な演技にも客席が沸く。

大詰めの派手な大立ち回りは観客を飽きさせずに実に凄い。花道で梯子を使った演出は「蘭平物狂」を思い起こす。最後の「不動」は、歌舞伎十八番とはいえキチンとした形が現存してないらしいが、筋書きではなくシーンを表すものらしい。最後は幻想的な演出で切りとなる。

「雷神不動北山桜」通し狂言は、海老蔵自身が五役主演で組み上げて何度も演じており、実に手慣れたもの。まさに成田屋の芸。

最後の演目は「女伊達」。時蔵が踊る短い舞踊。賑やかな新吉原仲之町の絢爛を背景に、気風の良い女伊達時蔵が、時に強さを時に女らしさをあしらって踊る。時蔵に華を持たせるような演目か。粋で洒脱で上手い。

長崎食日記
長崎旅行で食べたものの記録など。飲み食いしたのだが、「街さるき」に労力を使ったので、帰京後に測定すると体重も体脂肪も減っている結果に。

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初日は空路で長崎空港入り。リムジンバスで40分程度で長崎駅まで。しかし意外に遠いんだなあ。泊まったホテルは駅の近く。ホテルには荷物を預けたらもう昼時。ホテルの中華でちゃんぽんでも食すかと思ったら、予約で満席だとか。仕方なしに外に出る。
しかしこのホテルの回りには飲食店無いね。

路面電車で移動するにしても何処が賑やかな所かよく分からない。しかしホテル近くで一軒の中華発見。店をやってるのは爺さんひとり。正午なのに客は誰もいない。嫌な予感がするなあ(笑)

まずはビールを頼むと、瓶とコップはすぐに出してきたが、栓抜きが見つからない。爺さんが幾つも引き出しを開けて探して随分時間かかったがようやく見つかって栓を抜いてくれる。大丈夫か(笑)

上ちゃんぽんを注文して待つほどに、調理場では爺さんが冷蔵庫をやたらに何度も開けたり締めたりして、トントンと食材を切る音が。家庭の主婦が昼を一から作っているかのよう。しかし大分経って一応出て来た。「上」である所以は、海老が一匹と玉子が入っている所。その他は肉も魚介類も小さな欠片がちょっと入っているだけ。具はほぼ野菜と言ってよいが、スープは柔らかな味わいで悪くなく、カロリー低く、健康には良いかもなあ。

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初日の夜は、やはり地元の人間に聞かないとと、タクシーに乗って、食事するので賑やかた所に連れて行ってくれと頼む。運転手は、「歓楽街ですね」と言う。ちょっとニュアンスが違い気がするが、「食事は魚がいいなあ」というと、思案橋のこの店の前まで連れて行ってくれた。

本日一のお勧めは生け簀にいるメジナだというので注文すると一匹まるごと刺身にしてきた。確かに新鮮。いかにも生け簀の魚を捌きましたという刺身。これはこれで旨い。しかし量が多いので、後はハマグリの酒蒸しを貰い、芋焼酎をお替りして終了。魚の頭と骨は「後造り」として味噌汁に。

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二日目の昼は初日の失敗を取り戻すべく、駅前から乗ったタクシーの運転手にちゃんぽんの旨い店を聞いてみた。運転手の言うには、やっぱり中華街だねというので車をそこへ。「店はやっぱり会楽園だね」というので中華街入口の店前につけてもらう。

お昼時は過ぎているのだが店前には入店待ちの客がズラリ。名簿に名前を書いて席が空くのを待つ。客をさばくのはいかにも頑固そうな華僑の爺さんで、呼ばれてすぐ返事をしないと容赦なく次の名前に移るという豪腕ぶりによってドンドンと待ち行列がはけてゆく。またテーブルに着いた後の店員のサービスや気の使い方も結構。

「特製ちゃんぽん」を注文。豚肉、鶏肉、魚介に肉団子と具だくさん。スープも若干甘さを感じるが濃厚。なかなか美味かった。

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二日目の夜は、タクシー運転手に聞いたのではなく、ガイドブックに掲載されていた観光通りの「吉宗 本店」に。持ち帰りも含めて手広く商売している歴史ある店。具だくさんの茶碗蒸しは、出汁が濃厚で、官能的なほどふんわりトロトロ。これは実に美味かった。蒸し寿司の小丼とおかず付き。

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三日目の昼は皿うどんを試そうと、ガイドブックに掲載されている中華街の「蘇州林」に。しかし1時過ぎというのに店の中も外もお客でゴッタ返している。これはちょっと時間がかかるなあと、昨日も行った「会楽園」に。頑固親爺の仕切りが宜しく、直ぐにカウンタに着席。特上皿うどんを注文。長崎流にウスターソースをかけて食するとまた格別。細麺のパリパリが良い。

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三日目の夜は、雨も降っているし移動が面倒だったので、近くの長崎駅ビル内のレストラン・フロアの魚料理居酒屋で。アジの造りは新鮮でなかなか良い。イサキとアサリのアクアパッツアは、見てくれこそ悪いがオリーブオイルにニンニクが効いて、新鮮なイサキの身は弾力がありソースに絡めるとなかなか美味かった。アジの骨はこれまた「後造り」で素揚げにしてもらう。骨せんべいだが、パリパリして実に旨い。

長崎は魚の街とも言われるが、今回行った店でもその片鱗は感じる事ができた。今度来る時には、事前にもっと勉強して、店を探求する旅にするか(笑)

ゴールデン・ウィークももう終わり。明日から出張なのだった。




長崎旅行写真日記、三日目
長崎滞在三日目は雨の天気予報であったが朝は陽が差している。この日は軍艦島観光に。上陸できるツアーがあったのだが、現地で予約すれば良いやと思っているうちに全ての上陸ツアーは満員。軍艦島の回りを周遊するツアーしか空いていなかった。これは痛恨だったなあ。

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乗船する前に近くの「軍艦島ミュージアム」を見物。日本の富国強兵、産業を支えた石炭事業で栄え、そして廃棄された歴史的遺産。

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港近くには歴史を感じる古い建物が。貿易商や税関の跡など。この辺りも神戸や横浜と似ている。

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産業の栄枯盛衰を感じる廃墟。近年、「007」シリーズのロケ地にもなったっけ。上陸してどこまで見れるか分からないが、話の種に一度は上陸してみたかったなあ。

行き帰りは、長崎の発展を支えてきた三菱重工の造船所群を左右に見ることになる。しかし昨今は造船関係のリストラで従業員は最盛期の2~3割しか居ないのではと。史跡は沢山あるので、観光で街を盛り上げないとね。

下船する頃には雨が降ってきた。旅先の雨は難儀なものだが、近くのコンビニでビニール傘を。

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雨に濡れるオランダ坂の石畳を歩くと、クールファイブの「長崎は今日も雨だった」が脳内に再生されるのだった。ワワワワ~♪

この日はホテルに戻って休息。そして次の日も雨。ほぼ観光地は巡り終えたので、午前のフライトで帰京。なかなか良い旅であった。

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長崎旅行写真日記、二日目
長崎二日目は長崎駅から北のほうへ。長崎電鉄の長電アプリに24時間乗車券を600円でダウンロード出来るので後は画面を降車の際に見せるだけ。実に便利である。

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まず平和公園に。高台に広がる公園は、原爆で壊滅した刑務所跡が青々とした緑の公園になっている。

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実に壮大かつ静謐な力をたたえた平和祈念像。

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平和公園の近くが原爆爆心地。いわゆる「グラウンド・ゼロ」である。1945年の8月9日11時02分。

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発掘された当時の地層も残されている。崩壊した瓦礫だけではなく、亡くなった人も血や肉や骨、その叫びもそこにはそのまま封印されているかのよう。この小さな水の流れも当時は死体の山になっていただろう。

この後、階段を登って、長崎原爆記念館に。アメリカ人と思しい若い団体客多し。この悲惨をしっかりと目に焼き付けていって貰いたいものだ。

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広島とは違ったプルトニウム型。プルトニウムの臨界量は10キロ程度と聞いたが、取り巻く諸機構があるのだろう。実に大きな爆弾である。爆心地近くで採集された骨とガラスが溶けて一体化した破片など、正に言葉もない。

資料館を出て、今度はこれまた近くの浦上天主堂に。

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キリスト教信者への迫害と、原爆の被害、両方の悲惨を伝える歴史遺産。アンゼラスの鐘と被爆のマリアでも有名。

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この辺りにはあまり飲食店が無く、捕まえたタクシーの運転手に聞いて、この後、中華街に。

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昼食のあと、近くの出島跡に。ビルに囲まれて、もうスッカリ陸地なのだが、当時はここまで海だったとは。

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日本二十六聖人殉教の地にも行ってみた。これまた小高い丘の上。

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路面電車のある街は暖かみがあって好きだなあ。東京にも神戸にも昔は走っていたけれど、人口が大きくなったり車の量が増えたりすると、どこかで路面電車の利便性が不利になるポイントがあるのだろう。松山も熊本も路面電車があり、時間を気にせずにフラット乗れて実に良いんだけどな。

夜は、ロープウェイで稲佐山山頂に登り夜景見物。

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ロープウェイの駅が神社の境内にあるというのは珍しい。夜景は確かに素晴らしい。この日はまた満月で空も美しい。

香港、モナコに並んで世界三大夜景に選ばれたというのだが、これについてはちょっと異論があって、神戸の夜景のほうが大阪付近までずっと見えて壮大なんだけどなあ(笑)

二日目はこれで終了。「街さるき」に随分と時間を費やしたので実に疲れた。旅行後に体重を図ってみたら、体重も体脂肪も減っていたからなあ(笑)


長崎旅行写真日記一日目
GW2日目から3泊の予定で長崎への旅に。実は今まで一度も訪問した事が無かった県なのであった。これで九州で訪問していない県は佐賀だけとなった。佐賀県は、確か端を通過した事はあるのだが、宿泊した事がないなあ。

備忘の写真日記など。

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見物すべき場所の位置関係や距離もあまり分からないのであるが、取り敢えず宿泊先の駅近くのホテルに荷物だけ置いて、Googleマップで徒歩で眼鏡橋まで。

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結構中国人観光客が多。更に徒歩で「街をさるき」、大浦天主堂まで。路面電車を使ってもよいが、徒歩でも十分歩ける距離。

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大浦天主堂までも徒歩で歩ける距離。長い禁教弾圧の歴史の後、安政の開国後、外国人の為の施設として建築された大浦天主堂に、浦上でずっと潜伏キリシタンとして信仰生活を送っていた日本人達が訪ねてくる。ドラマティックな日本信徒の再発見の物語。今週、長崎、天草地方のの潜伏キリシタン関連遺跡が世界文化遺産へに登録されることがほぼ決まったとか。確かに残すべき印象的な歴史遺産。

更に徒歩でグラバー園に。長崎は小さな坂が多いが、神戸で言うと阪急電車より北側みたいな感じ。初めてなのに、何故か懐かしい気がする。

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グラバーさんは21歳の時に来日して貿易商会を開いたのだが、こんな見晴らしのよい所に広大な敷地を所有して立派な家を建設。建物の設計もやったというから、開国の後は、外国を知り才能ある者にとっては、瞬く間に成功を収めることが可能な世界だったのだろうか。グラバーを頼って次々に来日したオランダ人達の住居も園内に。

港は三菱関連の造船所が広がり、船着き場には客船が。なんでも中国人観光客はよく観光船でも来日するということらしいが。

夜は思案橋で食事した後、ホテルに戻って、Kindleに落としてある遠藤周作の「沈黙」を読み返す。



歌舞伎座、「團菊祭五月大歌舞伎」夜の部
團菊祭五月大歌舞伎夜の部を観た。「十二世市川團十郎五年祭」とも銘打たれており、2階ロビーには成田屋所縁の成田山新勝寺から不動尊が祀られている。

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最初の演目は、「弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)」

「知らざあ言ってきかせやしょう」で有名な、河竹黙阿弥原作の所謂「白波五人男」。幕の間のストーリーは厳密には繋がっていないが、細かい事には拘らないのが歌舞伎。様式美に満ちた役者が、格好良い場面だけをつないでいる、いかにもこれこそ歌舞伎といった音羽屋家の芸。勿論大旦那の菊五郎が弁天小僧を演じるのだが、前髪の小僧というよりも「弁天親爺」と呼ぶべき貫禄。まあ本来は役名通り菊之助に譲るべきなのかもしれないが、歌舞伎役者は死ぬまで現役だからなあ。

浜松屋の場は、娘に化けて因縁をつけて金を強請り取ろうとする弁天小僧が、正体を見破られ、開き直って啖呵を切るのが有名な場面。煙管を使った粋な所作や鉄火で粋な台詞、花道坊主持ちの引っ込みの軽妙さも手慣れたもの。丁稚役で菊五郎の孫、寺嶋眞秀がちょこまか出演して会場は大いに沸いた。

「勢揃いの場」は、花道での五人衆のツラネ、本舞台に立ってからの渡り台詞と、黙阿弥の七五調の名台詞と絢爛たる歌舞伎の様式美に満ちた舞台。まさに一幅の錦絵のよう。ストーリーのほうは、なにやら良く分からないのだが、ただただ威勢が良く格好が良い。海老蔵も菊之助も舞台に映える。

立腹の場は、立廻りでの若手奮闘と、がんどう返しなどの派手な演出。菊五郎御大も結構大変だと思うが怪我しないようにやってもらいたいものである。
大詰めの極楽寺山門の場は、海老蔵の華に良く合っており、梅玉は、この手の何やら訳が分からないが取り敢えず大団円になる時の扇の要として、実にピッタリとハマる役者だ(笑)

この日の客席は、一階のトチリ列の辺りだと思うのだが、随分とヘナチョコな声で大向うを掛ける年配の観客が、しかも明らかに妙に何人も居た。一階席で大向うというのは珍しいし、偶に一人会うかどうかだがこの日は随分多い。マナー的にはアカンという説もあるが、ちゃんと声が出て芸になっていればさほど気にはならない。しかしこの日、一階で何名も掛ける大向うは、全部どういう訳かヘナチョコな声(笑)「菊畑」では、しまいには「紀尾井町!」とまでやるのも居たが、屋号も満足に掛けられないのに、応用問題に手を出すと必ず失敗すると思うがなあ(笑)音羽屋の後援会筋か何かの客が競って声を掛けていたのだろうか。しかしもっと練習するべきではと思うなあ。

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幕間には花篭で「芝居御膳」。新緑の頃が献立にもきちんと反映されている。

次の演目は、「鬼一法眼三略巻(きいちほうげんさんりゃくのまき)」から「菊畑」。以前にも同じ松緑で観た。物語の三段目だが次の段が「一条大蔵譚」。

開幕前から花道にも菊の花が置かれ、定式幕が開いた後で浅黄幕が切って落とされると、菊が盛りの大きなお屋敷の庭が広がる。秋の雰囲気にあふれ気持ちのよい風景。

表には見せないが実は源氏に心を寄せる主人公や、源氏再興のための秘宝探索、他人と思えば実は生き別れた兄弟だったというのは歌舞伎ではお約束の設定。別の人物に扮しているがその正体実はというのも時代物ではよくある設定。

知恵内役の松緑は力が強く、忠義に厚く、洒落っ気もあるという「色奴」と呼ばれる格好良い役を粋に演じて立派に成立している。ただ物語的には、ストーリーにあまり大きなカタルシスが無く、若干膨らみがないようにも感じる演目でもあるかなあ。

最後は短い舞踊、六歌仙容彩「喜撰(きせん)」

長唄と清元の掛け合いで、賑やかに踊る。菊之助は喜撰法師が初役というが、坊主姿で踊るというのは、丁度出演中の「西郷どん」月照役を時節柄意識した配役なのでは(笑) TVでの月照役はきちんと成立しているが、女形と美麗な二枚目を得意とする菊之助に、ヒゲの剃り跡青々しく軽妙に踊る坊主役はあんまり合っているとは思えないけれども。時蔵は手練で洒脱で粋で上手いものである。まあ時蔵に華を持たせる演目という位置づけなのかもしれない。


「シェイプ・オブ・ウォーター」を観た。
土曜日は日比谷に出て「シェイプ・オブ・ウォーター」を観た。



原題は「The Shape of Water」。ギレルモ・デル・トロ監督独特の趣味が反映したダーク・ファンタジー。アカデミー作品・監督賞など複数受賞したのに、日本の興行はあまり当たっていないようで、大きなシネコンでは既に上映終了。土曜に見たのはTOHOシネマズシャンテ日比谷という小さな箱。

しかし、シャンテ日比谷はほぼ満席。ここが満席になるのなら、シネコンのもうちょっと大きめの箱で公開続けてもよかった気がするけれども。

満席で映画見た経験なんて久しく無い。前の客の頭で字幕が一部見えないと云うのも何十年ぶりという気が。昭和の昔の映画館ではそんな事もあったけど、いまや設備の整ったシネコンでは、前席が気になるなんてあり得ない。やはり映画見るならシネコンでやっている内だなあ。

映画の舞台は米ソの冷戦時代。人類とアマゾンの川で見つかった異種生物との遭遇、そして異種間に生まれた愛を描く。現地のインディオに神と崇められていたこの異形の生物は、昔の映画に出た、大アマゾンの半魚人がモチーフらしい。

軍事研究施設の掃除婦として働くイライザが、軍に捕獲され研究対象となった異形の半魚人と偶然遭遇し、彼に知性があることに気付き、意志を疎通させてゆく。サリー・ホーキンスは、言葉が喋れないという障害を持つこの主人公を、実に印象的な熱演で演じる。

出てくる人物は社会から疎外され心に傷を持つものばかり。差別され、生活も貧しいが、他者には思いやりがあって優しい。だから彼らは、捕獲されてアマゾンから運ばれ、生体解剖されようとしているこの異形の生物を助けるために奔走することになる。

言葉を喋れない人間の女性と、同じく言葉は発しない異形の生物との心が触れ合って行く過程は、若干性急だがよく描けている。

異種間の愛については、性愛まで踏み込まず、もう少しプラトニックに語っても物語は成立したものと思うけれども、逆に荒唐無稽さが増すかもしれない。監督の趣味もあるだろう。この辺りはまあ難しいところか。

冷戦時代のレトロな機械装置や暗い映像はスタイリッシュで美しい。半魚人の造型も見事。このままでも十分面白いが、若干筋書きが勧善懲悪に偏って単調なのは、軍事施設の警備責任者、ストリックランドがあまりにも単純な悪役だからというのもあるか。

実際には、彼も自己承認欲求に悩み、たった一度のヘマを咎める将軍に「私はいつまで自分を証明し続けなければならないのですか?」と問う。この辺りの人物描写をもっと深めて、彼の回心まで描いたならば(その場合は死ぬのは当然ながら将軍になるのだが)もっと物語に奥行きが増したかも。研究対象にのめりこみ、結局のところ、母国もアメリカも裏切ることになる、ロシア人の科学者ホフステトラーは鮮やかに印象的だった。

“If we do nothing, neither are we.” 喋れないイライザが、懸命に手話で伝えようとするメッセージも印象的。彼を見殺しにするなら、私達は居なかったのも同じだ。

映画を観終わって、さて銀座で飯でも食って帰るかなと思案していると、iPhoneにカレンダーから「與兵衛 19:00」のメッセージが。そうだ、與兵衛をちょっと前に予約してあったのだった。危うく忘れるところであった。


実に久々、西大島「輿兵衛」訪問。
土曜の夜は西大島「輿兵衛」。午後は日比谷で映画を觀ており、予約した事をすっかり忘れて、銀座辺りで飯でも食って帰るかと考えていたところ、Googleカレンダーの通知がiPhoneに表示されて、ああそうだったと思いだしたのであった。危ない所だったなあ。

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西大島に夜7時ちょっと前に到着。実にご無沙汰しましたと親方、女将さんに御挨拶。今年は初めての訪問だから随分と間が空いてしまった。しかし親方は、「そんなに来てなかったっけ」との反応。ドッペルゲンガーでも来ていたのかな(笑)

日曜日は貸し切りの予約が入っているということで土曜に予約したが、この日の客は私を入れて3組。カウンタはゆったりと。まず本日の大吟醸を一杯。本日は「美丈夫」。

あれこれ昨今の寿司話など。金沢の「めくみ」については良く知っているらしい。神保町の鶴八の話も良く知っていた。結構噂になるんだなあ(笑)

まずお通しの一皿。海老頭ヅケ、白イカのゲソヅケ、マグロ赤身のヅケ、漬込みのシャコ、ホタテ煮浸し。どれも酒に良く合う。お酒のお代わりは、醸し人九平次。親方が、九平次がパリ、クリヨンに採用されパーティーに出張して握りを披露した事など思い出話を。スイートの部屋が4日間無償で提供されたのだそうで、気前良い物ですな。

本日は珍しくニシンが入っているとの事。

適当な所で握りに。お酒は「十四代本丸」を貰って、その後はお茶に切り替え。

マグロ中トロヅケ、カレイ甘酢ヅケは一味と浅葱を噛ませて。夏の香り大変に結構な白身。酢飯はスッキリと硬めに米の旨味を残して仕上げられている。カレイの胡麻醤油ヅケは濃厚な旨味。

白いかのヅケ。ヅケにして皮目を炙ったシマアジは香ばしい旨味のこの店のスペシャル技。海老は甘酢に潜らせおぼろを挟んで握る古式の仕事。トリ貝
昨年は良い物がなかったが、今年は比較的入るのだと。甘酢に潜らせた北寄貝も他の店では出会えない甘味あり。

ここからこの店名物の光り物連続で。最近は、良いキスが入らないとの事。まずカスゴ。ふっくらとした身肉の旨味。コハダも軽めの締めだが身肉の旨味あり。アジは濃厚な脂が乗り、強めに締められて旨味が凝縮している。ニシンもびっしりと脂が乗り、脂が蜜蝋のように固まって噛み締めると酢飯と共に口中で溶け去って行く。

ハマグリには、濃厚ながらくどくない旨味のツメ。アナゴは白醤油で炊かれて、爽煮のように思えるが実に濃厚な旨味でトロトロ。これまたどこにも無い輿兵衛だけの穴子だ。最後は玉子を貰って締め。

勘定を済ませると女将さんに「一つだけ残っていた」と「與兵衛」がいつもお年賀に使う手拭いを戴く。一応なんとか本年もご縁が繋がったという安堵感と良い気分あり。また通わないと。與兵衛だけにしかない仕事を堪能して、気分良く夜道を帰る。

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遅れ馳せながら、大相撲三月場所写真日記など。
大相撲三月場所、いわゆる大阪場所に、都合3日間遠征したのだが、blogに上げるのをスッカリ忘れていた。写真だけを拾い上げて備忘のために。

(3月17日)

7日目は会社の相撲好きに混ぜてもらって枡席で観戦。大阪には前日金曜の夜に前乗り。

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泊まったホテルのエスカレーター。まず数段階段を上がってからでないと乗れない。なんなんやこれは(笑)

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場所入りの前に、なんばの串カツ店で一杯。10時からカウンタで一杯飲めるというのは大阪ミナミらしくて結構ですな(笑)

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枡席で大勢で観戦すると行楽気分で酒飲んで酔っ払う。打出し後も、河岸を変えてちゃんこ屋でまた宴会。ヘロヘロでホテルに変える。

(3月18日)

翌日の中日も椅子席を取っていたので、再び一人でエディオン・アリーナへ。椅子席からでも土俵は近いが椅子は流石に体育館で、プラスチックに薄い座布団をくくりつけただけ。座り心地は悪いよね。

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貴源治と貴公俊が関取で揃って場所入りするのを再び見れるのは何時の日か。貴公俊も、若く未熟なのは分かるが、付け人を殴ったりしない普通の真っ当な人間になって戻ってきてほしい。五月場所も出場停止だから幕下の何処らへんまで落ちるだろうか。

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普通なら昇進できない星だったが、十両から大勢陥落したので大僥倖で関取昇進した炎鵬は、4勝11敗と大負け。やはり家賃が高かった。今度こそは十両で通用する力をつけてから戻って来るよう捲土重来を期してほしい。

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この日も満員御礼。

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ご当地だけあって豪栄道の応援は凄い。豪栄道タオルは何処の売店でも売り切れ。この日は琴奨菊に勝利して大きな拍手を受けていた。

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打出し後、高島屋地下でスペシャル鰻弁当を購入して一路新大阪へ。大阪場所の帰りは、表面パリパリの大阪風鰻がよろしい。

(3月21日)

日曜夜に帰京。月曜、火曜と仕事して仕事終わりに再び新幹線で大阪に。翌日祝日は、大相撲三月場所11日目を観戦。

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水戸龍は10日目に勝ち越しでこの場所調子が良かったのだが、この日翔猿に敗北。消沈して花道を帰って行ったが、この相撲で怪我をして翌日から休場。勝ち越していたから良かったが、しかし、大勝ちして十両上位に上がるチャンスだったのだが。五月場所で復帰できるのだろうか。

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打出し後はまた一路新大阪へ。いつも鰻弁当では芸が無いので、この日は和食弁当。これもまた結構。

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まあしかし、新幹線で往復できる距離とはいえ、短期間に二回も大阪遠征はちょっと疲れた。三月場所は鶴竜が優勝。素晴らしい達成であった。